最近、手塚治虫の 「火の鳥」 を読み返している。
自分が初めてこの作品を読んだのは小学4年生くらいの頃だったろうか?
あまりにも壮大な物語に、目眩の様な感覚をくらったのを憶えている。
火の鳥は「○○編」と名の付く複数の編から成っていて、
それらが合わさってひとつの大きな作品になっている。
全部で17~18編ほど有るのだろうか? 全てを読破しようとすると、なかなかの時間がかかる。
各編はそれぞれで完結しているが、全編を通じた緻密なプロットに基づいて描かれているので、描かれた順に全編を読み通すのがお勧めだ。
一環ししているテーマは 「永遠の命」?
子供の頃に読んだ時も感じるものがあったけど。
人生の終焉が想像できる歳となった今読み返してみると、そのメッセージがより理解できる事に気づかされる。
歳をとりたくないとか、死にたくないとか。
そんな人間の願望が、悲しいかな如実にわかるのだ (^_^;)
時間と空間を自在に行き来し、命という深淵なテーマを描く壮大な物語。
大好きな作品である。