今日も穏やかな晴天でした。年末に暖かいのは助かります。
昨日の演奏会に磯地美樹ちゃんがソリストとして出演しましたので美樹ちゃん応援団のユミちゃんとコッコー&タヌキが行ってきました。
東京大学法学部緑会合唱団大52回定期演奏会
2008年12月28日
なかのZERO大ホール
会場15:30
開演16:00
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クラブソング 始まりの歌
作詞 小林佳代
作曲 田中圭一
1st Stage
混声合唱組曲「海鳥の詩」
1 オロロン鳥
2 エトピリカ
3 海鵜
4 北の海鳥
作詞 更科源蔵
作曲 廣瀬量平
指揮 町村彰
ピアノ 吉澤日花里
2nd Stage
混声合唱曲「雨ニモマケズ」
作詞 宮沢賢治
作曲 鈴木憲夫
指揮 八反田佳世
ピアノ 武村菜々子
3rd Stage
Lauda Sion op。73
作曲 Felix Mendelssohn Bartholdy
歌詞 トマス・アクィナスが聖体の秘蹟をたたえて書いた賛歌
※トマス・アクィナスは中世最大の哲学者
指揮 永井宏
(東京大学法学部緑会合唱団常任指揮者)
Soprano 村谷祥子
Alto 磯地美樹
Tenor 経種廉彦
Tenor 経種廉彦
管弦楽 東京大学音楽部管弦楽団
開演前の客席は20歳前後の学生さんたちでいっぱい
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開演になると舞台上に左右から合唱団のメンバーが次々に並び始めます。よよ・・女性が多いな~~~近頃の東京大学の法学部は女性が占領しているのか・・時代の趨勢を感じてしまいます、、、が、プログラムを見ると、東大法学部の学生はほとんど数名のみで、女性陣は御茶ノ水女子大、日本女子大の学生でした。
1stのオロロン鳥と海鵜は戦中から戦後の暗い時代に書かれた「無明」という詩集からとのことです。
オロロン鳥
オロロン
オロロンとなけば
岩も
もの言わぬ岩も
オロロンと答える
・ ・・・
・ ・・・
2nd 宮沢賢治(手帳より11月3日)のあまりにも有名な詩に作曲家鈴木憲夫がが音楽の力を用いて賢治の生き様を表現しようと試みた作品です。
「雨ニモマケズ」
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテイル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキ小屋ニイテ
東ニ病気ノ子供アレバ
行ツテ看病シテヤリ
西ニ疲レタ母アレバ
行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイウモノニ
ワタシハナリタイ
南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼佛
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩
3rd ラウダ・シオンは救世主をたたえるという意味の賛歌にメンデルスゾーンが曲をつけたものです。
3作品とも難しそうな合唱曲を正確に美しくハモってました。1年間かけて練習の成果が現れたようですね。混声合唱はいままで聴くチャンスがなかったので、男性の声が入ると一段と力強いものだなと感じました。
どの曲も奥の深い意味がある作品なので、なぜ、この曲を選んで、こんな気持ちで歌っているかというトークがほしかったですね。立派なプログラムにはそのあらましが書いてありますが専門用語がたくさん並び素人にはやや難解なところもあるので、舞台の上で語ってもらいたかったですね。
ソリストの美樹ちゃん
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