K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

北陸その8

2005年11月2日北陸その8

西田幾多郎記念哲学堂(石川県かほく市内日角井1番地)

    車利用   北陸自動車道金沢東I.C.~約20分

           能登有料道路白尾I.C.~約3分

    電車利用  JR金沢駅~七尾線(25分)宇野気駅


西田幾多郎は、明治3年(1870年)、石川県かほく市(旧石川県河北郡宇ノ気村)に生まれました。誕生地の宇ノ気に西田記念哲学館があります。現在は町名変更をしたようでですが、宇ノ気は最寄の駅に名前が残ってます。
西田記念哲学館は砂丘地の高台に四角いガラス張りの建物が聳えていました。




哲学館から見下ろす平野は金沢平野だと思います。平野の彼方の山脈のどこが倶利伽羅峠かな





展示会場には西田哲学を図入りで説明していました。

妻『自己とは?の第一段階と第二段階くらいまでは分かるけど、第三・第四と
   なるとさっぱりわからなくなるわ』
夫『哲学をする者は、アポリアに入り込むんだ』
妻『アポリアって』
夫『ギリシャ語で道がないという意味なんだ』
妻『道がないとは?』
夫『自己とは?と考え、答えが出た。これが第一段階なんだ。しかし、この時点
   の状況は考えが進まない。要するに行き詰っているんだ(アポリア)。本人
   はアポリアとは感じていないんだ。ところが、しばらくすると、自己の中の
   他のものの存在に気付くんだ。そしてまた考え始める。答えがでる。しか
   し、この時もアポリアなんだ。また、自己の中に別の自分があることに気
   が付く。そして、答えが出ると一歩進んだ考えが構築された思うんだ。だ
   けど、この時もアポリアなんだ。これを繰り返し繰り返し・・・思索し続ける
   んだ。・・・通常はアポリアから脱することができないで、次々に考えを構
   築するんだ』
夫『西田は最後に自分の中にいろいろの自分が存在する「絶対矛盾的自己同
  一」としたんだ』
夫『アポリアから脱することは難しいんだ』
妻『絶対矛盾的自己同一。いろいろの自分を認めたのかな?』
妻『西田はなんでこんなに有名なの?』
夫『思索の方法として仏教を取り入れたんだ』
妻『受付で入場券を買ったときに喫茶の割引券をもらったわね。行きましょう
  よ』

喫茶テオリアは外から見た四角いガラス張りの部分で、金沢平野を見下ろすところにありました。

妻『私はショコラケーキとコーヒー』
夫『チーズケーキとコーヒー』
妻『テオリアって、思索すことのギリシャ語ね』
夫『喫茶の名前がテオリアだから、この哲学館の建物のイメージはパルテノン
  神殿だよ』
妻『そうね、ギリシア哲学の誕生地アテネのシンボルはパルテノンね』
夫『西田記念哲学館だったら、パルテノン神殿よりサーンチーの丘にあるストゥ
  ーパをイメージにした建築の方がよかったね』

インド・サーンチー、第二ストゥーパ2004年11月1日撮影

妻『もう1時よ。お昼どうする? このケーキボリュームがあったから、金沢まで
  行こうか。それとも、ここにしようか?きっとここのほうが安いわよ』
夫、喫茶の人に『この辺りにお店ありますか?』
喫茶の人『宇ノ気駅の近くにお鮨屋さんがありますが・・・』

しばらくして・・・地図とお店の案内を取り寄せてくれました。

喫茶の人が地図を広げて『みなさん、やまじゅうに行きますよ』

哲学館と駐車場の道は「哲学の道」

昨日は、大野の友人宅で美味しいお鮨をご馳走になったので、今日は魚料理にしようと『やまじゅう』へ車を走らせました。

魚料理・民宿「やまじゅう」は大きな構えの店。奥へ奥へと座敷に通され、(高いかな)心配したことはなかった。ランチは種類が多く、すべて1050円でした。

刺身定食です  うまい 

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