爺々の雑記帳

定年退職後の出来事や思いを書き留める

ヒザ痛を直す

2019-02-05 05:42:35 | 健康

ひざ痛で悩んでいる方に朗報です。

NHKの「ためしてガッテン」で「そんな簡単な方法で?」と思える方法を放映していたので紹介します。

 

第一の方法

 順天堂東京江東高齢者医療センター黒澤尚教授が指導する方法です。ひざ痛で2年、慢性の痛みで悩んでい方。

原因は軟骨が剥がれて炎症を起こす(変形性膝関節症)と診断されています。

       

 この変形性膝関節症の原因を知っておきたいと思います。

それは免疫物質の暴走と考えた方が良さそうです。軟骨.が剥がれ、関節を覆う袋の内側に刺さる事から始まります。

袋内には免疫物質NF-kappa Bが存在し軟骨破片を遺物と判断し、攻撃物質を放出し攻撃する。その攻撃物質を

別の免疫物質が異物と判断し連鎖的に攻撃物質が発生して炎症が起きてしまう。

       

 

 これがたった1日6分の緩やかな足の動きで、驚くほど回復する嘘みたいな話。先ず木綿の靴下を履きます。

椅子に浅く腰かけます。椅子は絨毯等は避けフローリング等の摩擦の少ない所に設置します。椅子に座ったら片足を

ゆっくり前へ、後へと前後させる。片道5秒ゆっくりすり足で動かす事がキーポイント

片足づつ10往復・3セットを朝・夕2回行う。寝ながらする方法も有ります。仰向けに寝て膝を立て、片足づつゆっくりと

足を伸ばし、ゆっくり戻して膝を立てる。 この緩やかな運動で免疫物質の活動が沈静化され炎症が治まってくる。

             

こんな簡単な方法で? と思われるかも知れませんが、写真のように炎症(赤色)が収まり全員に効果が認められた。

       

        

2、・3週間ダメ元と思ってやってみて下さい。

 

 第二の方法

東京医科歯科大学整形外科宗田大教授が指導する方法

前述の方法で治らない方。「膝痛改善スイッチを押そう」というものです。 この方法は痛みの原因が「ひざのコリ」

に有る場合に有効とされています。膝には「お皿」と呼ばれる骨が有ります。この骨は他の骨には繋がっていません。

細い筋肉やじん帯に支えられ宙吊りになっています。この筋肉にコリが発生していると言います。

        

 治療方としては足を伸ばして床に座ります。お皿を前後左右斜めに横から押してみます。すると膝のお皿は驚くほど

動きます。これで痛い場所が見つかればそこがコリです。こっている場所を重点的にストレッチします。

朝晩2回一回3分くらいほぐして下さい。

        

 

第三の方法

横須賀市立市病院竹内良平医師手掛ける外科手術方法です。

前述1・2例に当てはまらず、軟骨が極端に少なくなってしまった方の治療。

       

人工関を埋め込む方法が有るが、正座も出来ず、運動も出来なくなる。

         

 そこで登場したのが魔法の白いブロック。O脚の方は体重が内側に集中し易い。その為内側の軟骨が減りやすい。

そこで少し外側に体重を移動させる手術を施す。7・8年前から導入された「高位脛骨骨切り術」。方法は骨の内側

に裂け目を入れ、そこにクサビ型のブロックを差し込み、重心を移動させる手術を施す。

       

これで外側に体重が移動し外側の残っている軟骨で支える事が出来るようになり、激しい運動も可能となる。入

れたクサビは徐々に骨に入れ替わって行くと言います。

       

この手術が出来る病院は限られているので、事前に問い合わせた方が良い。以上いかがでしょうか。