爺々の雑記帳

定年退職後の出来事や思いを書き留める

市販の物置を作る

2011-12-09 20:22:55 | 物置を組立

 

        前にブログに乗せた「家の解体」で出来た空き地に物置を作る事にした。最初の計画では組立式の

       イナバ物置のような物で大きなめの(間口7m)と考えた。半分物置として使い半分を趣味のスペース

       として使おうと思った。しかし100万円近い。しかも組立をお願いすると定価の10パーセントが

       上乗せされる。そこで敷地の半分の3600mm×2900mmのヨド物置蔵シリーズ584,850円

       に決めた。そして組立は業者に頼まず自分で組み立てる事にした。残りの半分の敷地には後日木造の趣味

       の小屋をDIYしようと決めた。金はないが暇は腐るほど有るので気長にやろうと思う。

       しかし1m前後の物置なら組み立ては簡単だが、この大きさになるとチョット心配だ。

       


        市内に4業者登録されていた。家から2kmの近くに取り扱い業者があったのでご近所さんと言うことで

       見積もりをさせた。30パーセント引きであった。他を調べればもっと安い業者が(ネット販売を含む)

       あったかも知れぬが組み立て時のトラブルを考えてこの業者に発注させた。納入まで2週間かかるので、

       それまでにコンクリートブロックを30個購入し土台を配置する。これが大変難しい。

       水平がなかなか取れない。ビニールチューブに水を入れ両端の水位で水平を取るのだがどうも旨くいか

       ない。水準器を購入し使ってやるも大変難しい。

 

        2週間後の朝、販売業者に案内されトラックが来た。しかし業者は案内が終わると「じゃー私は」と

       言って帰ってしまう。電話で発注するだけで良い商売である。積み下ろしはトラックの運転手の仕事らしい。

       しかし1梱包50kg近くある物もある。とても一人で出来る仕事ではない。階段も有る。仕方なく二人

       で設置場所に上げる。息切れしながらもなんとか完了。

 

        友人2人に声を掛けてある。中学時代の同窓生である。今では学校時代より親しい。気持ちよく手伝う

       と言ってくれた。1人は家の解体も手伝ってくれた。先ず組み立て説明書が入っている箱を開梱する。

       A2サイズ紙に裏表びっしり書いてある。部材の絵が小さいので部材を探すのが大変。

       しかも1梱包が大きく重いので取り出すのが大変。部材に名前が表示していない為小さな図と大きな部材を

       比較するが解りづらい。

 

        「3人寄れば文殊の知恵」とは良く言ったもので喧々諤々、試行錯誤を繰り返しながら進めて行く。

       2日間でだいたい完成が見えて来た。後は1人でやらなければならない。しかし次の日1人で進めてい

       ると「鼻隠し」と言う部材の取り付けの時困ってしまった。「鼻隠し」は軒の部分に付く部材で、約4m

       もある長い部材である。ハシゴに乗って中央部を持って持ち上げ、左右の部材にはめ込まなくてはなら

       ない。とても1人では入らない。持ち上げるだけで精一杯である。さー困った。取り合えず他に出来る

       事を進めて行く。

 

        すると今日は来ないはずの友が一人、「昨日どうみても一人では組み立て出来ないと思われた部材が

       気になっていたので来てみた」と有り難いお言葉。「持つべきものは友」である。こうして3日目に

       完成をみる。めでたしめでたし。


        このくらいの大きさの物置は個人で入手するのは稀らしい。まして自分で組み立てる事は少ないらしい。

       会社の倉庫等に利用するのが多く、販売業者に組み立てまでお願いするか、従業員が複数で組み立て

       るようだ。たぶん販売店ではメーカーの主催する講習会等に出席し経験を積んでいるのだと思う。

       またメーカーも販売店に組み立て費としての利益が入るようにするため、積極的に初心者でも組み立

       てできますと、アピールしていない。今回の経験で初心者でも組み立て可能だが、一人では組み立て

       出来ない工程もあるし、誰かに部材を持って貰い、ネジ゛止めするような工程が多数あるので助っ人

       を確保する事をお勧めする。組み立て時間も半分くらい節約になると思う。

 

        最後に今回の経験から是非これから自分で組立を考えている方に注意して頂きたい事項を書いて

       おきます。

 

      1)壁パネル・天井・扉は梱包状態で直ぐに判明するが、左右材・前後材柱等は梱包を一見では判断

        できないので予め組み立て順に取り出せ易いように積んでおく。

      2)ネジ類は専用の箱を用意しておき、名前を書いて管理し間違いや紛失を防ぐ。同じ形状でも色で使用場所

        が違う。

      3)土台の上に最初に四角枠を組み立てるがこの時四隅の角度が90度になっていないと後工程の床が

        最後に収まらなくなるのでしっかり始めに計ってほしい。



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