前回市販の大型物置を友人と一緒に作成したが、物を入れてみると満杯になってしまった。
そこで今度は木造のオリジナルの小屋を作り、趣味の物を置いたり、工作ができるスペースが欲しくなった。
家の解体時に残しておいたテラスを土台にし、その上に小屋が出来ないか。
しかし柱を立て、床を作り、外壁、窓、屋根、もちろん作った経験はゼロだ。でも面白そう。
難関はホゾ穴を作る事だろう。ノミとハンマーで四角い穴を開けなくてはならない。オレに出来るか?
かつてここに古民家があった。床が抜けていたので、テラス状の床だけ数年前に作ってあった。
これを写真手前に移動しこの上に小屋を作る算段だ。ホームセンターで固定式の電動ドリルを探す。
ここで初めて気がついた事がある。それはストロークだ。90mm以上の角材を一気に貫通させる
ストローク長があるドリルがない。
電動鋸も90mm以上の角材を一気に切断する物がない。
これには内心驚いた「へー そういうものなの」
プロ用は有るのかも知れないが、ホームセンターのような素人が購入する場には置いていないようだ。
たとえ有っても高価で手が出せないだろう。
しかたなく安価な写真のような電動ドリルとドリルスタンド、電動鋸、テーブルソー、小物類等購入した。
先ずは心配なホゾ穴あけに挑戦したが、ドリルでの穴開けが90mmの角材を貫通しない為、表面10、
裏面10個の穴を開けなくてはならない。
ドリルスタンドも固定していない為、長い角材の穴開け位置を決めるのが大変。
やはりこのドリルは太い角材での使用には向いていない。今回は無いよりマシと言うところだ。
ノミでのホゾ穴開けは慣れてくると結構うまくできるようになったが、べらぼうな時間がかかりそう。
テーブルソーも1回で切断できないので半分切断したら、裏返し2度切りするが、ノコ刃の垂直が出て
いないためか切断面がズレてしまう。
これも太い角材には使用不可である。今回は全て手動の鋸で切断した。
工法の変更
日本古来の伝統工法(軸組工法)では小屋の完成は年を超えそうなので、(ツーバイフォー工法 2by4)
に変更する事にした。
この工法は従来工法のように柱角材は使用せず、使用する木材はホームセンターで簡単に入手可能で安価なのが魅力だ。
色々種類があるが、厚さ40mm、幅90mmの木材で強度の要の材料とした。
ホゾ穴を開ける事もない。建物の1面を数ブロックに別け、数個の枠を作成し、繋ぎ合わせる工法。
ブロックごとに構造用合板を打ち、面で耐震強度を確保する。これなら出来そう。
完成の姿を想像し、大まかな構造図を作成する。
間口、奥行、高さの決定。10平米(3坪)を超えたり、アンカーを打って固定してしまうと固定資産税が
発生する場合があるので注意が必要。
屋根の形状・角度・材質、窓、入口の形状、断熱材の有無、等々。これらを考慮して進めてゆく。
4面上図の様な図面を作り木材の種類、必要本数(枚数)を記録しておく。
又カット寸法や加工寸法等準備しておく
工法について下記のアドレスに説明があります。参考にさせて頂きました。
http://www.ads-network.co.jp/koho-kozo/index.htm
基礎の作成
理想はコンクリートでキッチリ水平を出して作るものだが、敷地が高台に有り車が入らない。
10kg・20kgのセメント袋を抱えて階段を何往復するか解らないがとても出来ない。
ここはブロックで対応する。但しブロックの空洞は強度補強の為セメントで埋めた。
私の寿命も長くて20年であろう。それまで大地震が来ない事を祈るだけである。
ビニールチューブに水を入れて水平を取ろうとしたが上手くいかない。
そこで水準器で対応したが24個のブロック全部の水平を取るのは難しい。
そんな時ホームセンターで水準器からレザー光線が出るタイプを見つけ購入した。
これでなんとか水平を出した。 この時敷地の4隅に打つ杭と、色付き糸を準備すると早く水平がとれる。
木材の購入
木材はホームセンターで簡単に購入でき、運搬には軽四輪を無料で貸してくれる。
又5000円以上購入すれば500円で配達もしてくれる。
しかし他人の車の運転は嫌だし、一度に全部購入となると積み込みも大変だし、3m以上の木材になると
車からはみ出てしまうので、固定方法もそれなりの知識が無いと、運ぶ途中で落下の危険性もあるので注意が必要だ。
私は前に1度購入したことのある、大きな材木店で実際に色々見せて貰い、発注した。
ストック場所が限られるので2度に分けて運んでもらった。
2by4材以外は町の材木屋の方が知識が豊富で色々アドバイスが聞けて良いかも。
写真はコンパネ、2by4材、90mm角材です。
趣味の小屋を作るⅡに続く
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