たかが胸焼け!をほって置くと想定外の症状が発生します。ご存知でしたか。先ずは胸焼けとは何か。
食道と胃の境目には噴門という水門のような器官がある。強酸性の胃液等が食道に逆流して焼けつくような
痛みと共に食道壁にダメージを与える事を胸焼け言います。
正常時はゲップ等で一瞬胃液が逆流しても、食道を管理する自立神経が働き、直ぐに胃に戻すので問題ない。
この胸焼けをほっておくと締め付けられるような心臓の痛みや、心臓がドキドキと波打寝られなくなったり、
喉の奥に梅干しのタネが引っかかっている感じが常時あり、実際水を飲むと引っかかってしまう。その他
胸焼けとは関係のない部位に様々な異常が現れる。
何故関係のない部位に異常がでるのかを実験で再現した。実験は倉敷市にある川崎医科大学附属病院の
消化器の権威、春間賢教授が病院関係者に実験台になってもらい実験した。
実験は胃液と同じ成分の液をチューブにて噴門近くに注入する。すると1人の被験者は実験前の脈拍が80
前後だったのが注入したとたん100を越えた。他の被験者は首の血管の流入量が増大した、他の被験者は
指の血流量が少なくなった。いずれも本人には自覚症状はない。もう1人の被験者は喉の奥に異物感を感じた
という。
この実験のように胃や、食道に関係のない部位に異常が現れるのはなぜか。
度々胃液が逆流すると食道を管理する自立神経が混乱を起こしてしまう。この混乱が様々な部位の自律神経に波
及連動して混乱を起こしてしまう。この混乱で様々な部位が異常な状態になる。つまり自立神経失調症を起こして
しまうのである。
原因不明の心臓の異常、喉の異常、睡眠障害、その他原因不明の症状が見られたら、胸焼けが無いか注意して
見よう。
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