今春完成した切目川ダム
ダム周辺を整備し観光名所に
印南町高串地内に今春竣工した県営切目川ダムは供用開始から4カ月が経過。森林など豊かな自然環境であるダム周辺にサクラを植樹するなどダムを中心に付加価値をつけ観光名所にし地域活性化につなげようと、地元、町、県が官民協働で取り組みを進めるため協議会を設立することになった。6日に設立する協議会は委員10人で構成。6日にダムを視察したあと第1回会議を開く。
ダム建設と併せてダム沿いを通る国道425号も高串~上洞間(延長3・6キロ)が整備され、快適で走りやすくなり、ダム周辺を整備し地域活性化につなげたいと地元は期待を寄せていた。国道425号沿いのダム入口には3月に公衆トイレも設置され、ダム周辺を整備することで観光名所にと地元だけでなく町、県も協力して取り組みを進めようと協議会を設けることにした。
周辺にサクラを植樹するなどして人を呼び込む環境作りに向けて、官民の枠を超え、知恵を出し合い協働で取り組む協議会は、地元真妻地区の皆瀬川(山崎敏孝区長)、丹生(久保年区長)、上洞(太田正美区長)の3区長、町からは日裏勝巳町長と古谷正信副区長、県からは日高振興局の岡本敏秀局長、冨松栄三地域振興部長、笠野和男建設部長、有識者から県立自然博物館の高須英樹館長と県森林組合連合会の谷関俊男代表理事専務の合わせて10人の委員で構成。
6日午後1時30分から現地を訪れ、ダム周辺を視察したあと、切目川防災センターで第1回会議を開く。3回程度会議を開き、年内をめどに基本コンセプトととなる骨子をまとめ年明けから取り組みを進めていく予定だ。
ダム上流の上洞地区に、日用品のほか地元産の農産物や加工品販売など産品所的役割も果たす店舗を昨年2月から運営している地元有志でつくる「奥真妻活々倶楽部」の代表で協議会委員ともなる太田上洞区長は「地域の活性化につながる良いものにしていきたい」と話している。
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