見事に咲いたアサガオと東さん
日高川町山野(市川)の東良一さん(89)が育てたアサガオが今年も優雅に咲きそろい、道行くドライバーらを楽しませている。東さんはかつて日高川町の「花を愛する会」の会長を20年以上務めるなど、花作りのベテランだけに、丹精込めて育てたアサガオは地元の風物詩として定着したようだ。
東さんは自宅近くの道路沿いの両側に60メートルずつ計約120メートルの棚を手作りで設置。5月末に種をまき、その後、伸びてくるツルの行き先を毎朝、ていねいに世話を続けた。しかし、6月の長梅雨で生育が遅れ、葉の一部は被害に遭った。
それでも、パイプで水を引き、連日、こまめに世話をした結果、7日朝には、赤をはじめ紫や白、ピンクなどカラフルな7センチ~10センチ前後のアサガオが見事に咲いた。茎は220本あり、期間中には計3000個ほどのヒマワリが咲くという。
東さんは「道の両側にアサガオを植え始めて8年位ですが、毎年、どんな花が咲いてくれるかという期待感を胸に世話を続けています。遠くから毎年『今年はどうない?見に行くの楽しみやよ』と決まって訪れてくださる方もおられるので、世話するのにも気合いが入ります」と7日も早朝から笑顔で水やりなどに精を出していた。
アサガオは、うら盆の頃まで楽しめそうという。
その他の主なニュース
● 切目川ダム周辺整備へ協議会設立 年内に提言まとめ、事業着手へ
● 高校総体バレーで大成中出身の中晴貴選手(開智)が優秀選手に
● 山本奈々さん(日高川町)全日本高校・大学書道展で大賞に輝く
● 美浜町陸自和歌山駐屯地のサマーフェスタにぎわう