贈呈式で田辺市みどり保育所の園児に着装
大阪府と和歌山県が管轄のライオンズクラブ国際協会335-B地区のライフジャケット合同贈呈式は24日、田辺市の紀南文化会館大ホールで行い、将来発生する南海トラフ巨大地震などの大津波時に危険性の高い県下幼稚園、保育所の33園に1885着を贈呈。日高地方では御坊市の3幼稚園・保育園、美浜町の1保育園が計124着分の目録を受け取った。
幼稚園、保育園へのライフジャケット贈呈は東日本大震災で救命胴衣を来ていた中村猛地区ガバナーが東日本大震災を忘れず、被害を繰り返さないを合い言葉に、県と同地区が子どもの命を守ることを最重要課題にして推進した。
昨年7月~12月の期間で同地区のクラブから1301万2160円が集まり、今回に活用。県の協力で田辺市や白浜町、那智勝浦町、新宮市、串本町等で海抜が低い地域など危険性の高いところを選び、33園に贈ることを決めた。
贈呈式では中村地区ガバナーが「使わないことに越したことはないが、準備をしておくことが大切。幼い命をみんなの力で守りたい」とあいさつ。和歌哲也・県危機管理監の来賓挨拶の後、推進事業の経緯と取り組みを紹介し、中村地区ガバナーが代表の田辺市みどり保育所に目録を贈り、同園児へライフジャケットを着装するなどした。
ライフジャケットはオーシャンFCT-S型と呼ばれ、すぐに着用できるよう前にファスナーがなく上からかぶる形で、国土交通省の検査に合格し形式承認がとれるもの。全1885着のうち、御坊市の御坊はこぶね幼稚園に25着、つばさ保育園に12着、わかば保育園に65着、美浜町こじか保育園に22着が贈られた。
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