プロ1年目の6年前に野球教室で指導した岡田投手
10日から東京ドームで強化試合が始まる野球の日本代表「侍ジャパン」に初招集された中日ドラゴンズの岡田俊哉投手(24)=美浜町出身、智辯和歌山高=が、日高川町体育協会主催の野球教室(12月中旬)に参加することが決まった。同協会では、一流のプロ選手から指導を受けられる機会を与えたいと6年前から教室を開催。第1弾となった平成22年に当時プロ1年目の岡田投手が指導しており、今度は侍戦士に成長して6年ぶりに帰ってくる。
日高川町体育協会では、スポーツを楽しむ少年少女たちに一流のプロ選手から指導を受けられる機会を与えたいと、平成22年の野球教室を皮切りにバレー、陸上、卓球などの教室を開催。バレーボール女子元日本代表でアテネ五輪出場の大山加奈選手と、御坊市出身で元東レアローズ女子バレーボール部キャプテンの芝田安希選手や平成25年には北京五輪400メートルリレーの銅メダリスト、朝原宣治さんなど日本を代表するアスリートが指導している。
6年ぶりの野球教室開催に、前回も橋渡し役として岡田選手を招へいした、同町山野出身で西武ライオンズなどで活躍した現・中日ドラゴンズのGM付関東地区担当調査役の垣内哲也さん(46)=日高中津分高卒=に協会関係者が話を持ちかけた。垣内さんを通じて参加を快諾した岡田投手はじめ、中日の若手選手やコーチなど数人が指導できるよう調整が進められている。
12月中旬に南山スポーツ公園野球場で開催を予定。町内学童野球の選手たちを中心に参加を呼びかける。6年前の教室では、岡田投手やトレーニングコーチを含め4選手が来町し、町内など小中学生約150人にトレーニング方法から投球、打撃、守備、走塁を指導したほか、小学生投手とプロ選手の対戦で子どもたちを喜ばせた。
前回の教室開催から6年が経ち、セ・リーグを代表するリリーフ投手、初の侍ジャパン入りした岡田投手の指導が実現すれば、球児に大きな夢を与える場となりそうだ。
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