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11月23日 日高川町で管内初のフェアトレードカフェ 〈2017年10月27日〉

2017年10月27日 08時30分00秒 | 記事

フェアトレードカフェへの参加を呼びかける日高川町の有志


 発展途上国で生産した製品を適正な価格で取引することで、貧困に苦しむ生産者の自立を支援することを目的にした「フェアトレード」をPRするカフェとDVD上映会が11月23日、管内で初めて日高川町和佐のかわべ天文公園で開催される。同町内の有志6人が集まり、「フェアトレード」に理解を深めてもらおうと企画。同トレード活動で生産したコーヒーやバナナなどの商品をふるまい、フェアトレードの理解と普及を呼びかける。

 フェアトレードとは、児童労働などに苦しむ発展途上国の人々を支援するため、NPO(非営利組織)やNGO(非政府組織)が仲介役となり、現地の生産者に高品質な商品の生産を依頼し、適正価格で買い取りを行うことで生産者を支援する運動。日本では約40年前から行われており、コーヒーや紅茶、チョコレート、雑貨や衣料品など製品の種類も増加している。
 主催するエシカルを考える会代表で環境インストラクターの川口朋久さんや日高川町議の熊谷重美さんら町内の有志は、数年前から管内の住民にも「フェアトレード」について関心を持ってもらおうと準備を進め、12月10日の世界人権デー、11月10日からの人権を考える強調月間に合わせて初のイベント開催を企画。「フェアトレード」を紹介するDVDなどで同運動を紹介し、実際の商品を参加者にふるまう。
 当日は、午後1時30分からフェアトレードの説明やDVD観賞のあと、午後2時15分からフェアトレードカフェを開催。有機栽培などで依頼して生産されたペルーのコーヒー、インドの紅茶、フィリピンのバナナと黒砂糖などを無料で味わってもらい、フェアトレードの意義を体験する。
 代表の川口さんは「まずは『フェアトレード』について日高地方の皆さんに知ってもらいたい。地元では商品を購入することは出来ないが、ネット販売や大阪などの専門店で購入するきっかけになればうれしい。興味を持って頂いた雑貨店の店頭で商品を扱ってもらえるようなことにもなれば」と話している。
 参加無料で、定員は30人。参加者はマイカップを持参すること。保育士による託児もできる。事前申し込みが必要で、申し込みと問い合わせは、28日以降に川口さん(携帯電話090・1449・0226)へ。


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