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ライオンズクラブ平和ポスターコンクールで岡本君(清流小)杉本君(野口小)最優秀賞 〈2018年10月24日〉

2018年10月24日 08時30分00秒 | 記事

岡本君の作品

杉本君の作品


 ライオンズクラブ第31回国際平和ポスターコンクールの御坊と御坊中央の審査で、御坊から岡本祐汰君(清流小6年)、御坊中央から杉本智斗勢君(野口小6年)の作品が最優秀賞に選ばれた。ともに初受賞で両作品は御坊から白浜までの7クラブが管轄地域となる「10リジョン1ゾーン」審査に進む。

 今年のテーマは「思いやりは大切なこと」で、世界各国のライオンズクラブで作品を募集。御坊では日高川町と印南町、由良町の13校から226点、御坊中央には御坊市、日高町、美浜町の11校から262点、いずれも小学校5、6年生から応募があった。クラブごとに▽テーマが表現されているか▽独創性があるか▽芸術的価値が高い作品であるか-を審査基準に、クラブ員の投票で最優秀賞、優秀賞、佳作を選んだ。
 岡本君は、さまざまな民族衣装などを着た世界の人々が、手をつないで地球を囲んでいる様子で思いやりのイメージを描写。海や緑も入れて自然を大切にする思いも込めた。
「自分なりに満足のいく仕上がりだったが、最優秀賞と聞いて驚いた。友達を大切にすることで、思いやりの心が広がっていけば。次の代表作品にも選ばれたらうれしい」と笑った。
 杉本君は、勝っても相手に敬意を払う相撲を取り上げ、各国の力士が同じ土俵で同じルールを守って、切磋琢磨するイメージ。水彩絵の具ではなく、ポスタカラーを使い、より鮮明さを出すよう意識した。
 「少年相撲で各国から集まる大会に参加して、どの国の人とも仲良くするように心がけているから、相撲で描いた。戦争とかが起こらない平和な世界になってほしい。絵を描くのが好きで、最優秀賞を受賞できて、うれしい」と笑顔だった。
 両代表作品はリジョン審査を通過すると、大阪・和歌山がエリアのキャビネット審査、近畿圏の複合審査を経て、世界規模の最終審査に進む。
 このほか両クラブの入賞者は次のみなさん。カッコ内は小学校名。
【御坊】優秀賞=山本絢花(由良)石倉優心(川辺西)▽佳作=佐藤歩武(江川)土井零奈(寒川第一)湯川明彩(川辺西)。
【御坊中央】優秀賞=山本紗愛(松原)▽佳作=嶋田倫也(志賀)寺井巴菜(同)堀舞子(和田)。


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