第73回県高校書き初め会の入賞者が決まった。県下の高校、支援学校から2439点の出品があり、大賞5点、準大賞13点、特選250点、準特選970点、佳作・入選1201点を選んだ。日高地方から紀央館高校2年、細田菜月さんが初の大賞、日高高校1年、岩井沙妃さんが準大賞を受賞した。新型コロナウイルスの影響で展示会は中止。
細田さんは書道部所属で授業でも書道を選択しており、今回はクラブ活動で取り組んだ。作品は呉昌碩の五言律詩の一部を臨書。
手本を見ながら間違わないよう正確に書くことを心掛け、行草書で書き上げた。隣り合う文字のはらいが重ならないよう細部まで気を配った力作。細田さんは「結構書きやすかったですし、満足いく出来だと思います。大賞をとれると思っていなかったのでうれしいです」と笑顔で話した。
岩井さんの作品は、欧陽詢書「九成宮醴泉銘」から字の特徴が好きな一部を抜粋しての臨書。とめ、はね、はらいをきっちりと、基本に忠実に筆を運び、美しく丁寧に仕上げた。
岩井さんも「一番上の文字の曲げるところや、紙上の5文字の配分が難しかった。しんにょうは好きなので、うまく気に入ったように書けました。もらえるとは思っていなかったので、うれしいです」と、話している。
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