掘削などで工事を進める県道井関御坊線
県道井関御坊線改良へ向けた日高町原谷~萩原区間の工事が順次、進んでいる。湯浅御坊道路広川南インターチェンジまでの利便性向上のため令和元年度に着手したが、地元にとっては大動脈の道路で防災・生活道として待望の事業。延長3・2キロの車線を1・8倍に拡幅するよう整備しており、県は「早期に完成させたい」としている。
原谷区内を東西に走る主幹道路で、元JA紀州倉庫近くから内原王子神社付近までの現状車道約3メートルから、1・8倍程度の車道5・5メートル(全幅7・5メートル)に広げ、2車線化を図る改良工事を計画しており、総事業費約32億円を見込む大型事業。
元年度から測量設計に着手して2年度から着工し、3年度は事業費約8億3000万円で用地買収を進めているほか、できる箇所から山の掘削、盛り土、舗装など着々と整備しており、これまで全延長3・2キロのうち、600メートルが完了している。
狭い箇所があったため、車のスムーズな対向で利便性が向上されると期待されており、広川南インターチェンジまでを見ると、同区間の改良が終えられれば、ほぼ2車線化となる見込み。このほか、原谷区では同県道沿いに内原保育所があったり、国道42号まで続く唯一の主幹道路であるため、生活の道路であるとともに、山間に囲まれていることから「命の道」との意味合いも強い。
町は「県に早期改良を要望し続けている。地元民も一日も早い完成を待ち望んでいる」とし、県担当課も「皆様のご協力のおかげで順調に進んでおり、ありがたく思っています。重要な道路であり、今後も用地交渉などを進め、できるだけ早くに完成させたい」としている。
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