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15日、管内各地で秋祭りにぎわう 〈2023年10月17日〉

2023年10月17日 08時30分00秒 | 記事


宮前で四つ太鼓の「サイテクリョー」が響く(吉原祭)

豪快に屋台が競り合う(由良祭)

見物人の注目を集めた双頭の踊り獅子(土生祭)

切目郵便局前で競り合う屋台(切目祭)


 絶好の秋晴れに恵まれた15日、日高地方では塩屋祭(御坊市)、由良祭(由良町)、吉原祭(美浜町)土生祭(日高川町)、切目祭(印南町)などが行われた。各地とも多くの見物客でにぎわい、四つ太鼓や獅子舞、屋台の競り合いなど、威勢のいいかけ声が秋空に響いた。

 吉原祭 美浜町松原王子神社で行われ、4組の四つ太鼓や屋台が練ってにぎわいを見せた。
 田井を先頭に吉原東、吉原西、新浜の順に宮入りし、宮前で各組がのぼり差しを披露した後、四ツ太鼓の「サイテクリョー」の声が響き、見物人らから拍手が起こることも。
 浜の御旅所にお渡りし、獅子舞などを奉納し、日が落ちる頃に、のぼりや屋台が御旅所内を練った後、宮入とは逆の順番に宮に戻った。
 由良祭 宇佐八幡神社で行われた。午前8時前頃から横浜、里、南、江ノ駒、網代、阿戸の順に宮入り。境内では阿戸ののぼり差しに続いて屋台のせり合いが始まり、管内で最も大きいとされる6・1メートルを誇る屋台は迫力満点。若衆の「そりゃこい、そりゃこい」の威勢のいい掛け声とともに、豪快に競り合い、盛り上がった。このあと各組の獅子舞が奉納され、肩車しながらの遠見の舞などで見物客を楽しませた。
 午後からは渡御を行い、お旅所でものぼり差しや屋台の競り合い、獅子舞などが行われた。
 土生祭 土生八幡神社で行われ、午前の宮入りでは四つ太鼓が「サイテクリョー」の掛け声とともに高々と持ち上げた。午後はお渡りが始まり、役場前のお旅所では当屋、小熊組が県指定無形民俗文化財の双頭の踊り獅子を奉納。笛や太鼓の音がなく、雌雄の鬼が持つ矛とささらの発する気配のみを頼りにした静寂の舞を披露し、見物人の視線を集めた。鬼が深く背を反らすと見物人から「ええぞ!」の声が上がった。巫女
は可憐な神楽舞を奉納した。
 お旅所前の交差点では各組がのぼり差しで力強い妙技を見せ、屋台が練り歩き、小熊組が奴を披露した。
 切目祭 切目王子神社(元村、上道、西ノ地、高垣区)と中山王子神社(島田区)でそれぞれ行った。神社で獅子舞を奉納したあと、御輿、屋台、子ども屋台・御輿がお旅所の切目浜へお渡り。道中を練り歩いた。切目郵便局前ではのぼり差しや切目王子神社の元村、上道、中山王子神社の島田の3台の屋台がせり合うなど若中らが気勢を上げた。お旅所でも獅子舞を奉納し見物客らを楽しませた。


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