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吉田祭にあわせ4年ぶりに宮子姫「顕彰祭」 〈2023年10月24日〉

2023年10月24日 08時30分00秒 | 記事


だんじりに乗り、笑顔を振りまく坂尻さん


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は22日、吉田祭にあわせて4年ぶりに顕彰祭を行い、宮子姫役の同協会観光PR大使で市内在住のモデル・タレント、坂尻夏海さん(23)が地元の大成中生徒らと道成寺から吉田八幡神社までの約1キロを練り歩き「宮子姫生誕の地」をアピール。沿道に集まった地域住民や観光客から声援を受けた。

 約1300年前の天平時代(奈良時代後期)の衣装を着た坂尻さん、藤原不比等役の岩崎俊士・吉田区長、紀道成役の山本尚・北吉田区長、男官や女官役の大成中生徒、市公認PRキャラクターの「みーやちゃん」、同協会役員ら約15人が道成寺本堂を参拝したあと境内を出発。
 山門の石段下で坂尻さんが高さ約2メートルのだんじりに乗り、男官役の男子生徒が引っ張り、その前に女官役の女子生徒が並び、門前商店街をゆっくり歩き、沿道の観衆に笑顔をふりまきながら手をふった。観光客も多く「かわいい」「きれい」など歓声が上がった。
 途中で吉田祭の子ども御輿と合流。「わっしょい」と威勢の良いかけ声で御輿を引っ張る子どもたちの後に続き、吉田八幡神社境内まで歩いた。道成寺参道(野手酒店前)から八幡山の九海士王子まで提灯を飾る提灯ライトアップは、18日夜から22日夜までの5日間点灯させた。
 コロナ禍前は宮子姫顕彰会の主催で8回行ったが、顕彰会が市観光協会組織に加わったため、今年から同協会が主催。協会関係者は「多くの人に見に来ていただき、盛況に終わった。今後も顕彰祭を続け、宮子姫生誕の地をアピールしていきたい」と話した。


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