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小学生ソフトテニス県予選会 男子の部・田端一葵君(印南)女子の部・中江優彩さん(塩屋)優勝、全国大会出場へ 〈2022年12月9日〉

2022年12月09日 08時30分00秒 | 記事


全国大会、近畿大会出場の印南STCの皆さん
(左から田端君、中島君、松下さん、森さん)

全国大会、近畿大会出場の日高ジュニアの皆さん
(左から松本君、南君、宮所さん、阪本さん、中江さん、
崎野さん、松本さん、北山さん)


 第22回全日本小学生ソフトテニス選手権大会県予選会は3日、4日、白浜町テニスコートで開き、5年男子の部で印南STCの田端一葵君(印南)、5年女子の部で日高ジュニアの中江優彩さん(塩屋)が優勝したほか、5年男子で中島海成君(印南STC、印南)、4年以下男子で浜地晃馬君(同、白浜第一)、6年女子で松下音羽さん(同、印南)も準優勝し、いずれも全国大会出場を決めた。

 予選会はダブルスは男女別に4年生以下、5年生、6年生対象のシングルスも男女別で行い、ダブルスは予選リーグのあと決勝トーナメント、順位決定リーグで、シングルスはリーグ戦でそれぞれ競い、ダブルスは各部上位2組、シングルスは上位2人が全国大会出場権を得た。
 5年男子の部(13組)の田端君はゆうゆう海南の石橋建人君、中島君は橋本ジュニアの森有生君とのペアで出場。ともに予選リーグを2勝しブロック1位で決勝トーナメントに駒を進め、トーナメントも勝ち上がり4強入り。順位決定リーグで田端組は3戦全勝で優勝、中島君は2勝1敗で2位。
 5年女子の部(13組)の中江さんはLCCの津露咲奈さんとのペアで出場。予選リーグ2勝、決勝トーナメントも勝ち上がり、順位決定リーグを3戦全勝で制した。シングルスの6年女子(6人)の松下さんは4勝1敗で準優勝。
 全国大会に出場する田端君は「優勝めざして頑張りたい」。中島君は「ベスト4入りをめざしたい」。中江さんは「ベスト8入賞をめざしたい」、松下さんは「小学生最後の大会なので全力で頑張りたい」と張り切る。
 この他、日高勢では5年女子で印南STCの森美祐さん(清流)が4位、5年男子で日高ジュニアの南敬太君(御坊)松本脩暉君(湯川)組が5位、4年女子で宮所心喜さん(御坊)阪本優月さん(藤田)組が6位、崎野心華さん(志賀)松本莉佳さん(湯川)組が8位、5年女子で北山日菜さん(内原)が8位に入り、全国出場の5人とともに近畿大会出場権を獲得した。
 全国大会は来年3月29日(~31日)から千葉県白子町で、近畿大会は3月21日に白浜町で開催される。


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御坊市が全国自治体初、来年から健康マージャン全国大会継続開催へ 〈2022年12月8日〉

2022年12月08日 08時30分00秒 | 記事


来年から自治体独自の全国大会開催へ(写真は、ねんりんピック)


 7日の御坊市議会一般質問で全国麻雀段位審査会などから提案のあった健康マージャン全国大会の継続開催について、三浦源吾市長が11月24日に開いた総合計画実施計画策定委員会で新規事業採択したことを明らかにした。第1回大会は来年9月ごろ、第2回大会以降は6月ごろ予定。自治体独自の継続開催は全国で初めて。「健康マージャンの都」として売り出し、交流・関係人口増、地域性化等につなげたい考え。3月議会に続き取り上げた松本隆史議員の質問に答えた。

 平成18年から熟年高齢者健康麻雀大会実行委員会が、高齢者の健康維持・認知症予防、国内トップシェアを誇る大洋化学(株)の地域ブランド商品「全自動麻雀卓」の全国発信を目的に毎年、大会を開くなど普及活動に努め、令和元年秋の「ねんりんピック」、3年秋の「国民文化祭」では官民挙げて誘致した全国大会を成功させた。特に全自動麻雀卓を全卓使用した公式の全国大会は例がなく、競技大会開催地として内外から高い評価を得た。
 これまでの実績等を踏まえ、今年2月に全国麻雀段位審査会などから健康マージャン全国大会の継続開催が提案され、3月議会一般質問で三浦市長が前向きに検討する考えを示し、その後、市教育委員会生涯学習課が検討を重ねた。開催に必要な事業費約420万円を毎年度、確保できる見通しがつき、この日の一般質問で三浦市長が、同策定委員会で新規事業採択したことを明らかにした。
 計画では、大会名を「『健康マージャンの都』ごぼうプロジェクト・健康マージャンペアフェスタ全国大会」とし、会期は1日間。国民文化祭と同様に子どもから高齢者までを対象に全国から250人が参加。ゲストプロ・招待プロも参加し、2人1組のペア戦で競う。「みーやちゃん」をイメージキャラクターにし、道成寺の釣り鐘をモチーフした優勝トロフィーをつくり、特別賞等も設ける。会場には物産、観光、ふるさと納税の各コーナーを設置し、魅力をPRする。
 三浦市長は、全国大会の継続開催により「県内外に御坊市の魅力を発信することができ、注目度を高めれば交流人口が増加し、宿泊・飲食など市の活性化にもつながる」と期待を示した。生涯学習課は開催による経済波及効果を625万円と試算。令和5年度当初で予算化されれば地元関係者や麻雀団体、大洋化学等の協力を得て実行委員会をつくり準備を進めるほか、地元開催枠として予選会の開催や小・中・高校生部門なども検討していく考え。


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三浦源吾・御坊市長が市内スケートパーク建設を表明 〈2022年12月7日〉

2022年12月07日 08時30分00秒 | 記事


建設候補地の運動公園未利用地


 6日の御坊市12月定例議会一般質問で、市内外から1万2千人を超える署名が集まった市内へのスケートパーク建設について三浦源吾市長が、11月24日に開いた総合計画実施計画策定委員会で新規事業採択したことを明らかにした。令和5年度で調査検討と実証実験、6年度で設計を行い、7年度で建設する計画。完成まで3年余あり、その間は公共施設等の駐車場を開放することも検討する。以前から早期建設を求めてきた山田勝人議員への一般質問に答えた。

 一般質問でスケートパークを取り上げるのが5回目となる山田議員は「実現に向けた若い子たちの期待は膨らむばかり。一定の方向性を示してほしい」と求めたのに対し、三浦市長は同策定委員会で担当課から上がった御坊総合運動公園スケートパーク等建設事業について「計画通り実施する」ことで新規事業採択したことを明らかにした。
 教育委員会の計画では令和5年度で調査検討・実証実験、6年度で設計を行い、7年度に建設。この日は敷地面積や概算事業費は明らかにしなかったが、建設候補地は同公園内の未利用地(多目的グラウンド東端、パターゴルフ場)を挙げた。5年度は地元区等の同意を得ながら施設管理や料金体系、ナイターの有無など検討し、必要に応じて視察も行う予定。
 検討にあたっては署名活動など早期建設を要望してきた市スケートボード協会(上山綾太会長)と協力しながら施設の内容、適正な規模など協議を行う。あわせて施設が完成するまでの間、実証実験として日高川ゴルフ場の駐車場(新野口橋下)一部など候補地に仮設のスケボー練習場を設置することを検討。利用者ルールを決め、自由に練習できる場所として愛好家に提供する考え。
 山田議員は「若い子たちが求めてきたのは一日も早い完成。あと3年余かかるのは、その思いとかけ離れている」とし、早期完成を実現するために同協会も加わった検討委員会の設置や設計と建設工事を一括発注したプロポーザル方式の採用を求めた。担当部課長は「検討委員会立ち上げも含め、次年度に向けて検討したい」「プロポーザル方式は可能。今後ベストな方法を考えたい」と答えた。
 愛好家らは5月に同協会を設立後、市内外で署名活動を行い、3カ月間で目標1万人を超える1万1655人の署名を集め、8月に三浦市長に提出。9月の市民総体では協賛イベントとして初のスケボーの初心者向け体験教室、経験者向けのゲームを行い、機運の盛り上げに努めている。


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スポ少バレー県決勝大会女子、日高念願の創部初全国出場 〈2022年12月6日〉

2022年12月06日 08時30分00秒 | 記事


優勝で笑顔のメンバー


 第20回全国スポーツ少年団バレーボール和歌山決勝大会女子の部は4日、海南市の拝待体育館などで開き、日高VBCが平成16年の創部以来、初の優勝を飾った。サーブで攻め、エースが決める日高らしいバレーに加え、チーム一丸の粘りも見せ、全試合をセットカウントストレート勝ちで制覇。3月24日から静岡県で開幕する全国への切符をつかんだ。

 大会は地方予選を勝ち抜いた24チームが出場してトーナメントで競技。日高は1回戦の中貴志を2(21ー4、21ー9)0、2回戦の中辺路に2(21ー11、21ー7)0、準々決勝の貴志南に2(21ー13、21ー15)0、準決勝の新宮を2(21ー18、21ー13)0で下し、1セットも落とさない強さを見せて勝ち進んだ。
 決勝は今夏の第42回全日本小学生バレーボール大会男女混合の部で全国優勝を経験している強豪・福島と対戦。第1セットは序盤に川瀬の連続サービスエースなどで差を広げるが、中盤以降一進一退の攻防。16ー16からエース野崎が3連続でスパイクを決め、セッター川瀬が中央の鈴木を使うなど効果的にトス回し。終盤に一気に差を広げて21ー17で先取した。
 第2セットは序盤、福島に差をつけられるが、エース野崎が、このセットもスパイク、サーブに奮闘。中盤に追いつき、第1セット同様に緊迫のシーソーゲーム。鈴木を中心にレシーブ陣が相手エースのスパイクを拾って封じ、得点につなげると、最後もエース野崎が力強いスパイクでブロックアウトを取り、21ー16で制し、初の栄冠を勝ち取った。
 今シーズンはエースがケガ、他のメンバーも体調が整わず、厳しい戦いを強いられた時期もあった中で、今大会を迎えた。崎山忠士監督は「我慢のシーズンだったが、選手たちが自分の役割を把握してよく頑張った。決勝は相手が変化をつけてきても、うまく対応し、先行されても落ち着いて、6年生を中心に粘り強く、チームが一体でプレーできた」と振り返った。
 第20回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会は来春3月24日に静岡県小笠山総合運動公園エコパアリーナに48チームが参加して開会式。25、26日に予選リーグ戦を行い、1位が通過。27日は4組ずつに分けたA~Dグループごとの決勝トーナメントを行う。崎山監督は「クラブとして初の全国大会でどれだけできるかわからないが、決勝トーナメント進出を目標に頑張りたい」と話している。
 このほか、日高地方勢では、印南はまゆうが初戦の2回戦でS・jrを2ー0で破ったが、新宮に1ー2で敗れてベスト8。南部は1回戦のSTARSに2ー0で勝ったが、おぐらに1ー2で惜敗。川辺ひかりは初戦の2回戦でキッズファイターズに0ー2で敗れた。
 日高メンバーは次の皆さん。
 監督=崎山忠士▼コーチ=川瀬俊文▼マネージャー=初井好香▼選手=鈴木心菜、川瀬柚羽、野崎音色、石神咲歩、初井優亜、西岡咲歩、小藪那智、阪本真央、北山結菜、栗山璃子、猪原羽友莉、芝乃愛、山本天彩、木村望愛、福田紅梅、野澤心。


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御坊市が市内の私有人工林6ヘクタールの管理を受託 〈2022年12月4日〉

2022年12月05日 08時30分00秒 | 記事


市が私有人工林6ヘクタールを管理(写真は現地調査時)


 御坊市は、国が平成31年4月から施行した森林経営管理法の森林経営管理制度で、市内の私有人工林6ヘクタールについて所有者10人から管理を受託した。令和2年度末に策定した森林経営管理権集積計画(計画期間5年間)に基づき、令和6年度から8年度にかけて間伐を行うなど良好な森林環境の維持に努める。計画期間を過ぎれば所有者に戻す。間伐など管理費用は全額、国から市に入る森林環境譲与税を充てる。

 森林経営管理法は林業の持続的発展、森林の有する多目的機能の発揮に資することを目的に施行され、森林所有者の森林管理の責務や市町村の役割などを明記。同法に基づき始まった森林経営管理制度では森林所有者に意向調査を行い、市町村に管理を委ねたいとした場合、森林の現状等を踏まえ、市町村が受託の是非を判断し、受託した森林は市町村が管理する。
 これに基づき、市が令和元年度に対象の私有人工林21・62ヘクタールで林内環境調査を行い、2年度に所有者への意向調査を行った。所有者16人のうち、7人が何らかの形で「自分が管理したい」と答え、9人が「市に管理の委託を申し出たい」と回答。9人の所有面積はあわせて5・72ヘクタールあり、市が間伐の必要性を精査し、4・5ヘクタールの管理を受託した。
 これを受け、計画期間5年間の森林経営管理権集積計画を2年度末に策定し、3年度から年1回、対象の森林を巡回し、管理にあたっている。3年度に入り、意向調査を実施した人以外から委託の申し出を受け、市で調査し、新たに1・5ヘクタールを受託することになり、対象者は10人、対象面積は6ヘクタールに増えた。間伐は4・5ヘクタール分が6年度から7年度にかけて、1・5ヘクタール分が8年度までに行う予定。
 財源に充てる森林環境譲与税は、令和元年度から森林面積等に応じた税が市町村に入っており、市町村ごとに人工林の間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進等に活用。
 市内は森林面積が少ないため、税収入はピークで年間527万8000円。令和元年度は157万6000円、2年度は335万2000円、3年度は330万6000円が入り、4~5年度は各430万1000円、6年度以降は満額の527万8000円。すべて森林環境譲与税基金に積み立て、5年度分までの約1600万円は新庁舎への木材利用、木製品設置等に使い、6年度からは受託した森林の間伐、学校など公共施設への木製品利用に活用する。


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県高校柔道新人大会・紀央館女子6年ぶり団体優勝、石本智也君(箕島高・みなべ町)も団体、個人で優勝し全国大会へ 〈2022年12月3日〉

2022年12月03日 08時30分00秒 | 記事


全国出場の紀央館女子。左から濱渦、北田、吉田の3選手。
近畿出場の鈴木君


全国出場の箕島・石本君


  令和4年度県高校柔道新人大会はこのほど白浜町立総合体育館で開き、女子団体で紀央館高が6年ぶり優勝、個人でも女子無差別級で同校1年、吉田ゆきなさんが優勝し全国大会出場を決めた。男子は箕島が団体優勝し、管内から1年の石本智也君(箕島中出身・みなべ町)が出場。個人でも男子66キロ級で優勝し、団体、個人で全国大会の切符をつかんだ。このほか、紀央館、日高、箕島、初芝橋本の選手が近畿出場を決めた。

 全国、近畿大会の予選を兼ねて開催。女子団体(3人制)は7チームが出場。予選リーグで紀央館は2戦全勝し1位通過。4チームによる決勝トーナメントは準決勝の近大附属、決勝の箕島とも2―0で破った。
 メンバーは先鋒・濱渦依子さん、中堅・北田理侑さん、大将・吉田ゆきなさん(以上1年)、補欠・柏原愛澄さん(2年)で、予選、決勝T含め4試合とも相手にポイントを許さず圧勝。大将・吉田さんは「全国では1勝できるよう頑張りたい」と意気込む。
 女子個人無差別級は決勝で吉田さんが抑え込みで一本勝ち。「全国では一本勝ちし、まずは1勝です」と話した。78キロ級にも吉田さんだけが出場、優勝が決まり近畿出場。
 男子団体(5人制)は7チームが出場し、予選で箕島は2戦全勝。準決勝は和工に4―0、決勝は3―2で下した。石本君は予選で1試合に出場し引き分け、準決勝は寝技で一本勝ち、決勝は反則勝ちし優勝に貢献した。
 個人戦でも男子66キロ級で2回戦、準決勝、決勝とも僅差勝ち。「団体は自分の技を磨き、一本勝ちできる柔道でベスト8以上が目標。個人戦も投げ技を決め、ベスト8以上を目指したい」と話した。
 このほか、紀央館勢は男子66キロ級で鈴木涼世君(2年)、女子57キロ級で北田理侑さん(1年)とも準優勝し近畿へ。2人は「近畿では一勝めざして頑張りたい」と話した。女子52キロ級で濱渦さんも5位で近畿出場。
 日高高校の小藪真大君(1年)は男子60キロ級で3位、女子48キロ級で中尾蓮香さん(2年)が5位でそろって近畿へ。小藪君は「練習でやってきたことを出せるよう頑張りたい」、中尾さんも「全力で頑張りたい」。
 管内関係で箕島高の山下幸誠君(2年・松洋中出身)が男子60キロ級で準優勝、初芝橋本高の芝元基君(1年・同)が3位で近畿出場。山下君は「技をしっかりかけ一回戦突破が目標」。芝君は「試合内容が良くなかったので、技や体をを強化し、近畿では一戦でも多く勝ち上がりたい」。
 近畿大会は個人戦が1月21日に兵庫県立武道館、団体が1月28、29日に堺市立大浜体育館、全国大会は3月20、21日に日本武道館で開催する。


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管内6市町(印南町を除く)の自主防災組織連絡協議会が連携協定を締結 〈2022年12月1日〉

2022年12月02日 08時30分00秒 | 記事


広域連携協定を結んだ管内6市町の自主防災組織連絡協会長ら


 南海トラフ大地震など近い将来、大規模な災害発生が危ぐされる中、管内6市町(印南町除く)の自主防災組織連絡協議会が、市町の垣根を超えた相互支援態勢を整えようと30日、県下で初めて連携協定を締結した。自治体だけでなく、民間レベルの自主防災組織が平時から連携と交流を深めながら防災力を高め、災害時には日高地方全体が一つになった取り組みでもしもの災害に立ち向かう。

 日高川町交流センターで行われた締結式には、御坊市、美浜町、日高町、由良町、日高川町、みなべ町の自主防災組織連絡協議会の会長はじめ役員と自治体担当課職員16人が出席。「日高地方自主防災組織連絡協議会連携等に関する協定」を締結した。
 提案者で会長の酒本和彦・御坊市自主防災組織連絡協議会長は「強い防災力、減災するための提携。『自助』『共助』『公助』の言葉はあるが、有事の際には現実的に『公助』が難しくなり、隣近所が助け合う『他助』が必要。日高地方の自主防災組織が連携することで『1本の矢よりも3本の矢』で力は5倍にも6倍にもなる。これを機に各市町の防災力を高めて、安心できるまちづくり、より強い組織づくりを一緒にやっていきたい」とあいさつ。
 管内各市町にも自主防災組織が結成され、市町ごとに連絡協議会をつくり、横の連携を深めている。そんな中、南海トラフ巨大地震など大災害発生時には、自助と共助による防災力強化が不可欠とされ、自治体単位ではなく、市町の垣根を超えた相互連携を求める声が高まり、各市町の自主防災組織が広域連携に向けた協定締結を結んだ。
 協定締結後は、出席者らが日高川町防災センターを見学。今後は年1回程度、各市町の防災施設を視察し、意見交換や災害時の相互支援、防災に関する知識の普及・啓発、関係機関との交流や連絡調整などの取り組みを進める。


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金﨑竹材店(日高町)が「黒竹の伝統文化や魅力を知って」とCFで協力求める 〈2022年12月1日〉

2022年12月01日 08時30分00秒 | 記事


黒竹の現状を知って!と金崎さん
(左下は黒竹のCFに直接リンクできるQRコード)


 日高町原谷地区が全国一生産地で、独特の艶を帯び、希少な天然素材として扱われる黒竹。明治後期からの老舗である金崎竹材店は、黒竹の伝統文化を知ってもらい、再び盛り上げさせ、販路を拡大したいと、クラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。協力資金に応じて、黒竹の箸などのギフト型と黒竹の伐採などの体験型の2タイプでリターンを設け、12月15日まで募っている。

 黒竹とは、淡竹(はちく)の一種で、竹の中でも比較的細く、表皮が黒いのが特徴。国内では和歌山県と高知県に群生している。太さや長さは、伐採する地域によって違いがある。現在の用途としては、庭園資材や内装装飾などの建材をはじめ、箒、茶筅、熊手など各地の工芸品にも使われており、細くしなやかに曲がることから、釣り竿の材料としても数多く出荷されていたという。近年はSDGsの観点からも天然素材が再び注目を浴びており、中でも銀座の「GUCCI並木」店内に、黒竹を使った四代田辺竹雲斎のインスタレーション作品が現在も展示している。
 原谷地区で最盛期は7企業(事業所)があり、約100軒が何らかの形で黒竹産業に関わっていたが、代表者の高齢化やシカなどの獣害、竹特有の病気の被害による収穫量の減少問題などから廃業が相次ぎ、結果的に同社だけが黒竹産業を守っている状況。獣害対策に竹藪の周りを囲うなど講じているが、シカも年々増える一方で、収穫量は最盛期に比べて2分の1程度にまで減っており、竹は傾斜面に生えていることが多く、これらの解決策として耕作放棄地に竹を植え、土地の再利用や作業の効率化を図っている。
 日高経営支援センターのページ作成などサポートを受けながら、国内最大CFのプラットフォームである「CAMPFIRE(「キャンプファイヤー)」を活用しプロジェクトページを作成。協力資金に応じ、黒竹のボールペンや箸、シャープペンシル、お礼のメッセージを贈るギフト型と、黒竹伐採から火あぶりまでの工程作業、ボールペンや民芸品の作成など体験型のリターンを用意している。
 協力資金の使い道は、チェンソーなどの生産性向上への費用、イベント参加など黒竹の認知度向上における活動費用、耕作放棄地への植栽費用、網設置の獣害対策費用などに充てる。すでに目標金額は達成できたが、黒竹の現状を周知する意味でも呼びかけており、取締役の金崎弘昭さん(35)は「多くの方々に関わっていただき、伝統をつなげていきたい。実際に商品を手に取ってもらったり、仕事をお手伝い頂くことで、黒竹の良さ、魅力をわかってもらいたい」と話している。
 協力したい人は、CAMPFIREのサイトから、「黒竹」と検索すれば良い。


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