夢の途中で

なかなか実現出来ないのが夢…
でもその途中の風景&出来事を楽しむのも、また人生と実感しているこの頃。

ソチ五輪女子フィギュアスケートSPを見終えてー浅田真央選手のFSでの復活はあるか?

2014-02-20 17:04:56 | フィギュアスケート
 こんばんは。
日本女子にとっては残念な結果になりましたね。
期待の浅田選手がまさかの16位に沈み、彼女は勿論日本女子全員
のメダル獲得は完全に絶望的になりました。

 で、さっそく表題の件ですが、結論から言うと冒頭のトリプルアクセ
ルが成功するかどうかにかかっています。
ここで加点の付くジャンプが綺麗に決まれば、ショートでの不振が嘘
のようになるでしょう。(失敗すれば最終結果もトップテン外の確率大)

 現在の彼女の不振は心身のアンバランスにあります。
試合後のインタビューで、盛んに思いと身体がついていっていないと
発言していますが、これは練習やイメージトレーニングですぐに解決
出来る類のものではありません。

 アルベールビル五輪で日本女子初のメダル(銀)を獲得した伊藤み
どりも、浅田選手と同じ現地に入ってからも調子が上がらずショート
で失敗…
でもフリースケーティングでなかなか決まらなかったルッツジャンプが
決まったのをきっかけに、あのトリプルアクセルの成功に繋げて表彰
台に立てたと語っています。

 つまりここ迄きた段階では、そのアンバランスを解消するには試合
の中で決めるしかないのです。
特に浅田選手のプログラム構成は、トリプルアクセルが成功する事を
前提に作られています。
男子のように、4回転失敗を前提に取り返すプログラムが組まれてい
ない以上、高得点を獲得するには何が何でも成功させるしかありませ
ん。

 元々女子は4回転前提の男子と違い、難度の高いトリプルアクセル
を飛ぶ事は要求されていません。
寧ろ誰でも飛べるジャンプを綺麗に完成度高く魅せる事が求められて
います。(スピンも同様)
試験に例えるなら、基礎問題だけで70点取れば合格としているよう
なものです。

 それを浅田選手は、大抵最後にある難問を一生懸命答えようと取り
組み、しかもそれを完璧に解こうとするからなかなかうまくいかない。
でもフィギュアの世界ではその必要が無いんです。
試験なら難問を捨てれば満点はいきませんが、フィギュアならおまけ
がつくので、基礎問題正解だけで満点を超える事だってあるからです。

浅田選手、キムヨナ選手、リプニツカヤ選手のSP演技構成点

 今回ショートの成績を分析すると、トリプルアクセルで転倒した浅田
選手はおまけも貰えず、逆に出来栄えで基礎点から引かれて僅か3点。
一方キムヨナ選手は難度を下げたダブルアクセルを飛んで、基礎点
におまけも貰って4.7点です。
これはほんの一例ですが、現段階では戦術的な失敗を指摘しても仕
方がないので、あとはフリーのみで1位獲得と女子初の全トリプルジ
ャンプ成功を祈ってやみません。

 因みに最終予想は、ロシア-韓国-イタリアの順位です。
根拠は開催地がロシアである事、五輪2連覇はなかなかありえない
事にあります。
あとひとつはソルトレイク-トリノ-バンクーバーと3大会、非ヨーロ
ッパ選手が金メダルに輝いているので、そろそろヨーロッパにとする
力が水面下で働くのではないかと思われるからです。
あくまでも個人的見解ですけどね(笑)。
さて今夜半、一体誰の頭上に勝利の女神がほほ笑むのやら。。。
では。 

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