19日土曜、東伏見アイスアリーナ(ダイド-ドリンコ)に行って来ました。
3連休初日、大型バスで乗り込んで来た団体さんもあり、昼公演の観客
席は昨年同様ギッシリ超満員でした。
公演開催を知らせる告知(前売りは完売)
まずは見終わっての感想から…
満足度90%はいっていたと思います。
ショーを観終わって、来て良かったな感じました。
一番の理由は、ショー全体の見せ方、レベルがかなり上がった点です。
以前は、ゲストスケーターの間を繋ぐ程度でしかなかったアイスワールド
チームの滑りが、ショーアップされ横浜公演より更に磨かれて、観ていて
美しく印象に残る様になっていました。
開演を待つリンク全景(公演中は写真撮影禁止の為)
あとはゲストに高橋大輔が登場した事です。
春の横浜公演では膝の状況が思わしくなく欠場していましたが、今回で
は元気な滑りを披露していました。
何より彼にはオーラと観客の心を虜にするカリスマ性があります。
それが東京公演の満足度アップに大きく貢献した感じです。
ショー全体の構成は、一つ一つの楽曲の持つ世界観が、スケートを通
じて表現する事に変わってきています。
これ迄座長だった八木沼純子が裏方に回り、その傾向が一層顕著にな
った様です。
衣装を含め、より芸術性の高い内容になったのが、2014年東京公演の
特徴でしょうか?
ロビーを華やかに彩るスタンド花の数々
-選手により、お花の種類&色が異なるのが見ていて楽しい
高橋大輔は青い花、織田信成は黄色の花がイメージカラーか
庄司理沙はアイドル仕様の可愛い外観
で気になる今回のゲストは、滑走順に鈴木明子、庄司理沙、織田信成、
町田樹、安藤美姫、高橋大輔…。
今回特別ゲストはありませんでした。
その代り、鈴木明子が2回ソロで滑ってくれました。
ここでさらりとその滑りをご紹介!!
鈴木明子は濃い黄色の衣装で、ヴィオリンの名曲「チゴイネルワイゼン」
に載せて滑りを披露…
いやー凄い良かったです。
切なくもの悲しい曲の世界観を見事に表現していました。
彼女の立派なのは、アイスショーでも歌の無い曲で勝負しているところ
です。
歌があると、どうしてもその持つ力で印象が大きく左右されてしまうの
ですが、旋律だけだとそうはいかない…
しっかり滑りと振りで表現しないと伝わらないからです。
今回は音の強弱、旋律の切り替えなどを振りと技で見事に表現して
いました。
この1曲を観るだけでも価値がありますよ。
入場料の半分は払ってもいいと感じさせる滑りでした(笑)
ショー終了後、観客からのプレゼントに応える鈴木明子
2番目は庄司理沙…所属クラブの関係からか、毎年東京公演のみ
の出演です。
オレンジの衣装、ポップな曲に乗せての滑りでしたが、全体にスピー
ド感に乏しく若さをあまり感じられない印象を受けました。
恐らく身体が成長し体重も増えたせいかもしれませんが、失敗を恐れ
るあまり丁寧に行ったのがジャンプ等の見栄えに影響したのでしょう。
只、その分顔から幼さが消え、美しい女性になりつつ見えたので、
今後は基礎的な技術面の鍛錬の他、魅せる滑りも出来るよう努力し
て欲しいです。
そうなれば、全日本の表彰台に立てるのも夢ではありません。
ショー終了後、観客の写真リクエストに応える庄司理沙
3番目は織田信成…現役引退後、最初のアイスショー登場です。
黒の衣装で、流れるような美しい滑りを披露。
得意のジャンプはアクセル・サルコウ共に回転が足りずステップアウト
をしていましたが、観ていて心地よさを感じさせるものがありました。
ショー終了後、観客と談笑する織田信成
4番目、後半の部のトップバッターは町田樹。
今回も横浜公演と同じ演目、トレンチコートにハットとくわえ煙草姿で
登場し、シャンソンの「ジュ・トゥ・ヴー」に乗せて滑りを披露。
キレのある安定感抜群のジャンプは観ていて惚れ惚れするレベル。
埼玉での世界選手権銀メダルの自信が、滑り演技全てに溢れていま
した。
今後は羽生と共に、日本男子フィギュアを引っ張ってくれる存在になる
と思います。
今の儘成長していけば、そう遠くない将来に必ずや世界チャピオンに
なれるでしょう。
ショー終了後、観客の写真リクエストに応える町田樹
-今回は火の鳥のポーズはしてくれませんでした。
5番目は安藤美姫。
大人の女性の持つ美しさを表現していました。
ジャンプは得意のサルコウがダブルになるなど、現役時代より衰えて
いる部分は見受けられましたが、外見的にはすっかり現役時代に近い
体型になっているので、今後は滑りでその魅力を伝えられる存在とな
ると良いでしょう。
ショー終了後、観客からのプレゼントに応える安藤美姫
6番目、トリは高橋大輔…1年ぶりのアイスショー登場です。
膝の故障を微塵も感じさせない滑りとトリプルジャンプでした。
とにかく会場を沸かせる存在感が凄かったです。
曲はロミオとジュリエットの挿入歌から、「I"m kissing you」。
物静かにでも胸に秘めた思いは熱い、そんな男の気持ちを表現した
滑りでした。
青と緑を中心とした照明の中で、存分に滑る喜びを表現していた感じ
を受けました。
鈴木明子の「チゴイネルワイゼン」とこの高橋大輔の「I"m kissing
you」で、今回入場料の元は完全に取った感じですね(笑)
ショー終了後、観客からのプレゼントに応える高橋大輔
-今回一番の人気を誇っていました。やはりかなりのイケメン
今回は、一緒に観覧した5名全員が良かった、又来年も観たいと言う
程の内容でした。自分も同感です。
次回は来春の横浜公演ですが、その時は新たなヒーローが彗星の如く
登場しているでしょうか?
なんか楽しみです。
公演の模様を伝える動画ニュース(触れ合いタイムも掲載)
追記)
この記事を読んで観覧してみようかなと思って頂いた読者の皆様。
最終公演が、日付変わった今日2回開催されます。
当日券は開演一時間前に発売です。19日は1時間前に10人弱の方
が並んでいました。
念の為、事前にプリンス事務局へお問い合わせの上お出かけ下さい。
既に自由席チケットをお持ちの方は、最低開演30分前迄に列にお並
びになる事をお勧めします。
ご注意)館内は相当冷え込んでいます。観覧には防寒対策をしっかり
された上でなさるとよろしいでしょう。
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