クマゲラの鳥見日記   自然観察とバードウォッチングの記録

ブログ名は昔、白神山地で見たクマゲラに由来
2009年5月OCNブログ開設後、
2014年10月20日GOOに引越

菅生沼でノスリを観察

2020年11月14日 | 日記・エッセイ・コラム
菅生沼上沼にコハクチョウが飛来しているのではないかと思い11月5日に訪れた。
残念ながら、コハクチョウは見られず、カイツブリ、カワセミ、コガモ、ハシビロガモの他、
オナガガモ、マガモの群れが見られただけだった。
菅生沼上沼
桜の木の幹でジョロウグモが卵嚢を守っているのが観察できた。
ジョロウグモ卵農を守る?

菅生沼下沼では茨城県自然博物館で企画展「いのちを育む ブナの森」を見てから、野外にでた。

企画展では「ブナの葉でつくる日本列島」の展示に興味をひかれた。日本各地でブナの葉の
大きさが異なることが一目瞭然の展示だった。
ブナの葉の展示

菅生沼下沼では、イカルチドリ、コガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、バン、オオバン、
メジロ、カワラヒワ、シジュウカラ、ジョウビタキ、エナガ、モズ、コゲラ、ヒヨドリ、カケス、
ハシブトガラスなどが見られた。コハクチョウは確認できなかった。
イカルチドリ
メジロ
シジュウカラ
ジョウビタキ
エナガ
カケスが飛翔したり、どんぐりを採餌しているところを見ることができた、
カケス飛翔
カケス
どんぐりの実を採餌

また、上空でノスリの飛翔が見られたほか、チュウヒらしい鳥の飛翔も見られた。チュウヒに
関しては距離が遠く逆光だったので確実ではない。
ノスリ
ノスリ
ノスリ
昆虫は、キタキチョウ、モンシロチョウ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、ベニシジミ、
ウラギンシジミ、ウラナミシジミ、コバネイナゴ、ツチイナゴ、アキアカネなどが見られた。
ツマグロヒョウモン
ウラギンシジミ
ツチイナゴ
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生物季節観測から鳥などが外される

2020年11月11日 | 日記・エッセイ・コラム
11月10日に気象庁から「生物季節観測の種目・現象の変更について」という発表がありました。
令和3年1月より生物季節観測を植物の6種目9現象を対象とした観測に変更するというものです。
すなわち、あじさいの開花、いちょうの黄葉・落葉、うめの開花、かえでの紅葉・落葉、さくらの開花・満開、
すすきの開花の観測のみに変更されるとのことです。
気象庁では生物季節観測を昭和28年(1953年)から全国で統一した観測方法で開始し、令和2年1月現在、
植物34種目、動物23種目を対象に、開花や初鳴き等を観測していたものです。
来年からは、つばめの初見、うぐいすの初鳴、もずの初鳴などの観測が実施されなくなります。
ツバメ初見
ウグイス初鳴
モズ初鳴
このような生物季節観測の種目の見直しは2003年などにも行われ、このときはキリギリスの初鳴きなど47種目を
除外したようです。
ツバメの初見などの情報が来年から無くなるのは、寂しいことだし、全国的な大切なデータが失われるような気がします。
季節の風物詩ともいえる記録が気象庁でされなくなることは残念なことだと思います。
できるなら、生物季節観測の動物について一部でも良いから復活させて欲しいものです。
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チャバネセセリの観察

2020年10月24日 | 日記・エッセイ・コラム
9月13日大吉調節池で、イチモンジセセリらしい蝶が産卵したのを見かけた。
探すと饅頭みたいな小さな卵がイネ科の植物の葉に1個産み付けられていた。

イチモンジセセリの卵だろうと思って、持ち帰って飼育、観察することにした。

9月18日に気が付いた時には孵化して幼虫になっていた。



しばらくして大きくなった幼虫の特徴を幼虫の図鑑と照らし合わすと、チャバネセセリの幼虫
ということが分かった。

   10月4日の幼虫  大きくなった幼虫  (頭部の眼のような模様からチャバネセセリと判断)


   10月5日の幼虫


幼虫は、10月7日には前蛹になり動かなくなった。


10月9日には蛹になった。蛹の下には幼虫だった時の皮が脱ぎ捨てられていた。

  チャバネセセリの蛹

  脱ぎ捨てられた幼虫の皮

10月20日チャバネセセリの蛹を見ると、内部の翅らしきものが透けて
見えるようになった。

  蛹の中の羽などが透けて見える

10月20日夕方には羽化した。
残念ながら、羽化の瞬間を見逃してしまった。
羽化した蝶を見ると、やはり、幼虫の図鑑は正しくチャバネセセリだった。
羽化したチャバネセセリ
10月21日午前中に羽化したチャバネセセリを放蝶した。
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オオカマキリがカナヘビを採餌

2020年10月23日 | 日記・エッセイ・コラム
10月21日埼玉県生態系保護協会草加・八潮支部の古綾瀬ビオトープの管理に
出かけた。この活動に11名の参加があり、ビオトープの草刈りや植物調査、
水生生物調査などをおこなった。
草刈り終盤の状況
スジエビ、モツゴ
モクズガニ
草刈りがほぼ終了したころ、フェンスで何かが動いたのが見えた。急いで良く
見るとカナヘビが暴れているのが目に入った。最初はカナヘビが交尾している
のではという見方もあった。

近づいて見るとカマキリが鎌でがっちりカナヘビを捕らえていた。
フェンスで獲物を待っていたオオカマキリがカナヘビを捕らえた瞬間を遠く
からだったが見たようだ。滅多に見られる光景ではないので興奮して何枚も
写真を撮影したが、結局あまり良い写真は撮れなかった。

  オオカマキリがカナヘビを採餌する がっちりと前肢(鎌)で捕まえている




他の方も夢中で撮影した
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田んぼでトンボの産卵を見る

2020年10月15日 | 日記・エッセイ・コラム
田んぼの植物を調べて越谷市増林付近を10月6日歩いた。
目当てのキクモとヒメミズワラビ(旧名ミズワラビ)を一つの田んぼで
見つけた。過去に見つけたことのある田んぼだった。
キクモ

キクモ花
ヒメミズワラビ

そのうち、稲刈りの済んだ田んぼの水たまりで沢山のアキアカネが産卵を
していた。雄と雌が連結したまま打泥産卵といわれる行動をしていた。
アキアカネ連結飛行
アキアカネ打泥産卵

また。田んぼ一角の草むらの上で、ノシメトンボが産卵しているのを見る
ことができた。雄と雌が連結したまま、水が今はない草むらの上で、産卵
行動を行っていた。初めて見た産卵光景で、これが教科書などに載っている
打空産卵かと観察していた。
ノシメトンボ打空産卵

捕虫網の網の部分のみを携帯していたので、すくうと、ノシメトンボの雌が
網の中に入った。
取り出して観察すると、お尻からぽろぽろと卵が出てくるのが観察できた。
ノシメトンボ雌
お尻から卵が出てきた


   (トンボの背景に写っている黒い丸は手袋の滑り止めのゴムです)

また、稲刈り中の田んぼでは、バッタを採餌するのが目的なのか、ハシボソガラスが
群れで稲刈り直後の場所に降りていた。
稲刈り跡に降りるハシボソガラスの群れ

もう少したてば、このあたりにミヤマガラスが見られるようになるだろう。
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