昔の話じゃ。
川島の粟島に広い竹やぶがあって、からす蛇が
住んどった。色が真っ黒じゃからからす蛇なんじゃ。
粟島浦のからす蛇は、何十年も生きとったけん、
体も普通のもんより何倍も何十倍も肥大しとった。
ほんで、ほれを見たもんが、大蛇を見たって
いよったんじゃ。
ある日。粟島のもんが竹やぶへタケノコを取んにいった。
竹の枝を切って積んみゃげとるところの枝をのけると、
下からざんまなタケノコが生えとった。タケノコを
取ろうとしたけんど、「うわっ!!!」
そばに番傘ぐらいの太さの黒い大蛇がとぐろを巻いとった。
この男はおぶけて、わんくへもんてくるなり一週間も
寝込んでしもたっちゅう話じゃ。
徳島民俗学会会長 湯浅良幸さんの記事を引用
川島の粟島に広い竹やぶがあって、からす蛇が
住んどった。色が真っ黒じゃからからす蛇なんじゃ。
粟島浦のからす蛇は、何十年も生きとったけん、
体も普通のもんより何倍も何十倍も肥大しとった。
ほんで、ほれを見たもんが、大蛇を見たって
いよったんじゃ。
ある日。粟島のもんが竹やぶへタケノコを取んにいった。
竹の枝を切って積んみゃげとるところの枝をのけると、
下からざんまなタケノコが生えとった。タケノコを
取ろうとしたけんど、「うわっ!!!」
そばに番傘ぐらいの太さの黒い大蛇がとぐろを巻いとった。
この男はおぶけて、わんくへもんてくるなり一週間も
寝込んでしもたっちゅう話じゃ。
徳島民俗学会会長 湯浅良幸さんの記事を引用