廃校利用の旧戸隠村の博物館で、現在の名称は「長野市立博物館分館 戸隠地質化石博物館」です。玄関を入ってすぐに事務室があり、そこで受付をして入館します。写真撮影とブログ掲載の許可を恐る恐る求めたところ、快諾していただけ、しかも
「じゃ、ブログのネタに♪」
と、館長さんらしき方が突然法螺貝を取り出し、高らかに吹き鳴らしてくださいました。その素早さに出遅れたくらげびと、写真に撮れませんでした(^^;)、館長さん、すみません。
で、館内なんですが、、、子供の頃感じたことのある『少し緊張するけどドキドキワクワクしながら入る理科準備室』とでもいいましょうか。実際にさわってもいい資料が多く、子どもたちにとってはパラダイス。動物園や地元の山々から調達したと思われる毛皮や、地元産の岩石・化石、たくさんのボーリングコアなど、建物全体が理系おもちゃ箱のような趣です。
ちなみにこの写真に写っているのはミエゾウさん。この大型ステゴドンはかつてはシンシュウゾウとして国内で記載統一されたのですが、国際的な命名規約に基づき、現在はミエゾウという呼称の方に先取権が認められています。
他にも標本の作り方を解説したコーナーや長野の地質構造や歴史紹介など、教室(もとい展示室)ごとに体系だてて展示されており、何時間いても飽きない内容です。が、例によって息子その3の集中力が切れてしまい、「帰ろ〜!」を連呼。体験コーナーで必死に化石を探す息子その1をなだめすかして次の目的地へ向かいます。
あ。忘れてはいけないこの写真。館長さん?が<河原で拾った瑪瑙>!!だそうです。大きいです。この大きさだっったら「馬の脳に似ているから瑪瑙って名前なんだよ〜」と言われても納得できます。(いや、見たことないですけれども、本物の馬の脳。)河原に降りて我々も探したくなりましたが、いかんせん降雨後の増水で河原に降りられる状態ではありませんでした、残念。