こぶちざわ昆虫美術館のミュージアムショップにあったこのカマキリ標本。息子その2が一目惚れいたしました。他にもカレハカマキリを出していただいたのですが、結局息子その2の意を汲んでこの標本が我が家に来ることに。。。蝶の研究・収集家として有名な塚田悦造氏の手によるものなのですが、採集年代、詳しい場所など一切不明。もっと詳しくお聞きすればよかった。。。
久々に公園に行ってみると木の幹になにやら見慣れない虫が。子どもに教えられましたが「ヨコヅナサシガメ」だそうです。学名はAgriosphodrus dohrni。国立環境研究所の侵入生物データベースにヨコヅナサシガメの項目がありました。外来種だったんですねえ。全く知りませんでした。すごく鮮やかな赤色ですが、羽化直後の体色だそうで、しばらくすると黒くなるそうな。なるほど近くには黒いのもたくさんいました。幼虫のまま集団で冬を越し、春になると一斉に羽化するそうです。稀に人を刺すこともあるので注意がいるようです。先日子どもたちが捕獲してきたのはこれだったんですな。タイワンタケクマバチも飛来していたことだし、今年の息子その2の自由研究は外来生物かな?
この写真のツキヒガイは山梨県身延町内の後山川砂防ダム化石公園に展示されているものです。後山川沿いで産出した化石を1箇所に集めて屋外展示(一部はガゼボのような構造物で保護)されています。
説明板によるとこの地のツキヒガイは1500万年前から800万年前の水深10m〜50mの温暖な海に生息していたと推定されているようです。砂防ダムの下流(?)でもいろいろな化石を観察できますが、この地区の化石は町の天然記念物に指定されており、発掘や外部への持ち出しが禁止されていますのでご留意を。
山梨県天然記念物指定の小原島貝化石です。県道に面していて看板も設置されているため大変わかりやすい露頭です。(採取禁止の場所ですので観察のみです。)礫質砂岩とでもいうのでしょうか、砂と呼ぶには少し粗めに感じる岩の中に様々な貝化石がこれでもか!という感じで入っています。
ズームアウトするとこんな感じです。岩肌から水は染み出ているし、脇には大きな落石があるし、もろそうな岩質だし。。。ということで子どもたちが露頭観察している間、(落ちては来ないと思うけど落ちてきたらどうしよう(><;)と、)くらげびとはそわそわして落ち着かなかったです。
また河原でも化石が見られるとの事前情報だったのですが、どうやら砂利採取場として操業されている区域内のようで、厳重に囲われており立ち入りできませんでした。ものの本によると、この河床部の化石を含む地層は600万年前から現在までに大きな力が働いたことによる褶曲が観察できる場所でもあり、その角度は70ー80°と、急傾斜なのだそうです。