木造建築に使われる材料は様変わりしてきました・・・・・
海外では木造建築で、5階建て・・・6階建てが建築されています・・・
それには燃えにくい木材・・・強度の高い木材・・・精度の安定した木材が必要です・・・
スライスした薄い木材を接着剤で固めて、大断面の材料にします・・・
ブロック状にした木材を同じように接着剤で固めて長い木材にします・・・
加工技術が進化して・・・無垢材では出来ない巨大建築物が作れるようになりました・・・
住まいに使われる木材には、多針葉樹・広葉樹があります・・・
針葉樹の代表的な木材は「杉」・「檜」・「松」などで、そこそこ柔らかく、加工しやすいのが特徴です・・
広葉樹の代表的な木材は「欅」・「桜」「栗」などで、粘り強く、硬く傷つきにくいのが特徴です・・・
広葉樹は建売の建物には、ほぼ使われる事の無い、効果で取り扱いが面倒な材料です・・・
針葉樹材は多くの現場で使われますが・・・
無垢の素材はある程度乾燥させないと反ったり、収縮したりするのでその扱いに工夫が必要です・・・
特に自然乾燥材や、ゆっくり木材に負担が少ない方法で乾燥させた材は・・・
強度や表面の色艶が、強制乾燥させた素材とは比べ物にならない仕上がりになります・・・・
それでも、自然乾燥が広まらない理由は、時間と手間がかかる上に・・・多少金額が上がるのと・・・
家1棟分の材料を用意するのに、少し時間が必要になるからです・・・
木材利用促進・・・国産材を使いましょう・・・そんな歌い文句で建築業界を活性化しようとしていますが・・・
集成材や合板のような加工材では、年数が経つにほどに強度が低下していきます・・・
強制的に乾燥させて、カラカラに乾いた木材は、粘りの無いもろい材になります・・・
木材が本来持っている性質が無くなってしまった材では、住み継がれるような建物にはなりません・・・
消耗品のような住まい作りでは無く、プラモデルのような作りでも無く・・・
住み継がれる住まいと、暮らし方を考えていきたいと想います。