暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

意味

2021年07月15日 | 古民家
 ゾロゾロと息を吹き返したかのように・・・背丈ほどの草花が目を覆い・・・
色とりどりの花が・・・頭の上を流れる白い雲と映えて・・・。
チラホラと羽ばたく蝶々に・・・セミやトンボ・・・
極彩色豊かな羽や体を・・・せかされるように青い空に向けて飛び立ち・・・
一瞬の命は・・・次の世代に繋ぐ時間を生きています・・・。

人を楽しませる為に・・・花や昆虫は色鮮やかな訳でも無く・・・
擬態だけの為に・・・七色の体を持っているのでもなさそうで・・・
次の世代に命を残す・・・生き残る術で変化して来た意味もあるのかも・・・。

決して派手でも無く・・・言われなければ解らない細かな伝統の技があります・・・。
当たり前のような柱と鴨居の継ぎ手にも・・・
なん十種類と加工の技があり、梁と梁を繋ぐ技にもたくさんの繋ぐ工法があります・・・。
仕上がってしまえば人が見ない場所・・・
目の前にあって・・・よく見ないと、そんな加工は必要無いと言われそうでも・・・
その意味を知れば・・・合点が行く手仕事が沢山あって・・・
人を楽しませるだけでは無く・・・いつまでも使い続けられる丈夫な造りで・・・
手に取る人に馴染み・・・大切にしてもらえる造りで・・・
次の世代の職人が直しやすく・・・関心する造りで・・・
自然が生む優しさと同じくらい・・・古民家の住まいにはたくさんの不思議と優しさがあると思います。
コメント
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