暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2018年05月01日 | 古民家

 子供の頃学校の裏山や、社宅が建っている裏の、小高い丘に入って遊んだ記憶があります・・・

木に登ったり、枝で弓矢や木刀を作ってみたり・・

蔦のようなものでターザンの真似事をしたり・・・ブランコを作ったり・・・

今思えば、そんな遊びで十分楽しくて・・・自然が身近にありました・・・

仕事で建築材の柱を間伐したり、伐採したりする現場に行ったことが、何度かあります・・・

地域によって入っていく山の深さが違います・・・

急斜面の山が多い日本では、かなり勾配のきつい所でも、重機で道を作りながら奥に進んで・・・

作業が出来る最小限のスペースで伐採から枝打ちまで・・・数人の方が行います。

重機で枝打ちはしますが・・・伐採は人の手で行います。

雪が積もっている所ではあまり行いませんが、伐採は木の成長が止まる寒い時期に行います・・・

(最近は通年伐採も行われていますが・・・)

50~60年生の木立が倒れていく姿と・・・その倒れる音は言葉には表せない・・・

なにか感じるものがあって・・・命を頂く感覚と同じなのかな・・・と思います。

昔でいえば「マタギ」今風に言えば、「害獣駆除」とでも言うのでしょうか・・・

人の生活で犠牲になっている原因もありますが・・・命を頂く大切な職業です・・・

まだ、本当に命を頂く現場は経験した事はありませんが・・・植物も生き物です・・・

育って来た以上に大切に使わせて頂けるような工夫は、自分たちの大切な役目です・・・

人が手を入れて育て始めた森は、手を入れ続けないと荒れた森になってしまい・・・

良い木は育たなくなります・・・日本の木は今、伐採の時期を迎えています・・・

伐採して植林して・・・また、次の世代に残せるように大切に育てる・・・

そのサイクルが終わらないような社会のあり方が、今必要で試されている時だと想います。

 

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