倉敷三昧

住んで、食べて、見て、買って、生きて

【コロナ】生還

2022-03-15 22:52:43 | 日記

今自宅です。やっと帰ってきました。大げさですが、「生還した」と言う気分です。

今回のホテル生活、行くときは連れて行ってくれたのですが、帰りは自力で帰れという。足の無い私は、荷物を持って20分かけて駅まで歩き、そこから電車で倉敷駅へ。バスに乗って保健所まで行くという方法しかありませんでした。家族に車を運転できる人がいるなら迎えに来てももらえるでしょう。そんな人ばかりでは無いですよね。

タクシーで、と看護師に言うと、『まぁもう発症してないとのことなので、公共交通機関も使えますけどね・・。』と歯切れが悪い。

その気持ちは分かる。現時点で発症して無くても、周りの人は保菌しているだろうと感じられるだろう。そんな人が狭い車の中に乗ってきたら運転手はイヤに違いない。電車でも、まわりの人は知らないだろうけど、知っていたらいい気分じゃ無いだろう。偏見とか差別とかじゃ無くても、そんな気分になるのは当然だ。

まだ私は良い。体の動く年齢だから歩くことも、乗ることもできるから。これ、もしもっと高齢者で足の無い人だったらどうしたらよいのだろう。年金生活ならタクシーで遠くまで帰るってのも難しいだろうに。

別に不平不満を言っているのではない。重症化するかも知れない人間を、看護師のいるホテルで療養させてくれたんだから文句は言えない。でも実際に困ってことになるのは事実。帰宅が容易になる方法って無理なんですかねぇ。自分の車でホテルまで行かせて貰うとか、連れて行ってくれたのなら、元の場所まで連れて帰ってくれるとか。

予算や色々大変なこともあるだろうけど、このことだけはどうにかしないと本当に困る。

もし私が足の無い、もっと高齢の人間だったら、「帰れないから行かない」と言うだろう。まだ駅まで歩ける距離だったから良かったけど、これがそうで無かったら一体どうなっていただろう。大変難しい問題だ。

帰って、洗濯して、最初に食べたのはインスタントラーメンだった。お腹が空いていたわけじゃ無く、とにかく今まで自宅で食べていた普通のものが食べたかった。買いに出かけたりしたくなかったから、自宅で手軽に、今までの生活で普通に食べていたもの、で思い浮かんだのがラーメンとポテチとポッキーだった。

ラーメン食べて、ポッキーも2本ほど食べたんだけど、そこで満足してもう口に入れる気にならなかった。お腹が空いてたわけじゃ無いからね。ただ、今まで食べていた普通のものが食べたかっただけ。

さて明日から仕事。いきなりフル満タンで仕事が入っているらしい。無理しなくちゃいけないな。

でも体がついていけそうに無い。階段を上り下りしただけで疲れる。

しばらく動いてなかったせいなのか、武漢菌のせいなのか、それが解らない。


珈琲

2022-03-15 08:55:09 | 日記

隔離のサービス珈琲

お茶とスティックコーヒーは自由に飲める。お湯を沸かすポットも部屋にあるし、好きなだけ飲めるのだけど余り飲む気にならない。

それでも何回かは飲んで、今日初めて気づいた。これって2種類あったんだ・・。

でも、寝られなくなったらいけないので苦いコーヒーではなく甘くしちゃうから余り差は感じない。

しかし、入所している人のことを色々考えて準備してくれていることには感謝している。紅茶がないのは不思議だけどね。


【コロナ】最終9日目 朝食(7:45)

2022-03-15 08:26:49 | 日記

体温:36.3(36.1)度
酸素量/脈拍:98/87(7:00)

やはり一週間ごとにメニューが決まっているようだ。二日目の朝と同じ。あの頃は何が何でも食べなきゃと食べきれないサラダまで取ってきていたけど、もう最初から持ってきていない。今日は半分ぐらい食べた。

朝起きて最後の検温をした時、36.1度で、低すぎるなと測り直して36.3度。いつもより低めだった。

片付けをしている。寒いから借りていた毛布も「ゴミとして捨ててください」とのこと。もったいない気もするけど、コロナ菌の付着しているかも知れない毛布を再利用はできないのだろうな。

スタッフ、ホテルの方々、保健所の方々はとてもよく対処してくれたと思う。軟禁状態を除けば、お風呂、トイレ、エアコン、飲み物も紙類、櫛、カミソリなどもいつでも使えるようにしてくれているし、TVも観られればWi-Fiも使える。文句を言う筋合いではないが、もう二度と来たくないのは本音だ。

私の場合、15日にはこの状態が終わるだろうという目安があったから我慢できたけど、これが無期限だったら精神が持たないと思う。周りから見たら、何もせずにゴロゴロできて天国だろうと思えるかも知れないけど、実際にはその逆だ。皆さんがこういう状態にならないことを心から祈る。

後は家に残してきた家人が心配。早く帰りたい。