新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

無頼船に乗りたい(今月のエンタメ)

2006年01月13日 | 読書
 『妖説忠臣蔵・女人国伝奇』/山田風太郎
 「蠱臣蔵」はいかにも風太郎らしい。

 『三匹の猿』/笠井潔
 叙述トリックの妙。《中央フリーウェイ》のユーミンワールドに、府中刑務所が結びつくのは、この作者くらいだろう。冒頭の「ボク」少女の描写のわざとらしさも、トリックの一種と見なすべきか。

 『ウルフガイ魔天楼』/平井和正
 《神》をめぐる論争を読んで、オウムの連中にも、ウルフガイファンが大勢いたのだろうと思い、やりきれなさを感じた。しかし1978年の時点で、ロシア・ソ連の滅亡を確言していたのはさすが。超能力刑事がよい。

 『優雅なる野獣』/大藪春彦
 伊達邦彦が気の毒になる。

 『無頼船』/西村寿行
 《ロスケ》の巡視船との戦闘シーンが痛快。

 『トンデモ一行知識の世界』/唐沢俊一
 マウスの移動単位がミッキー。タンタンタヌキのメロディがヨハネ黙示録のなかの聖歌。



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