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故事成句でたどる楽しい中国史

2010年08月23日 | 読書
 前エントリに少し補足。

 中国は自民党をモデルにしたり、MITを訪問するのもいいけれど、
 自国の歴史や古典に学んだほうがいいんじゃないかな。

 「泰山は土壌を譲らず、故によくその大をなす。
 河海は細流を択ばず、故によくその深をなす」


 度量を広くして、細かいことはガタガタいわず、
 異質なものを受け入れろという意味。
 秦の始皇帝に、異国の楚出身の李斯がいったことば。
 ちなみに源氏物語の注釈書、「河海抄」「細流抄」は、
 この一節からタイトルが選ばれている。

 「狡兎死して走狗煮らるる」
 (敵がいなくなると功臣は邪魔になり殺される)


 というのも、世の習いではあるんだけれどね。

 以上、井波律子『故事成句でたどる楽しい中国史』(岩波ジュニア新書)より。

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