新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

どこどこ関西?

2011年12月09日 | 大阪
 もぐらちゃんの『 見とこ、行っとこ、トコトコ関西』を読んだ。

 もぐらちゃんは、愛媛県は松山のお子らしい。自画自賛で自家中毒の大阪本には食傷していたので、新鮮だ。ヒキコなのも気に入りました。

 やはり大阪がかわいい。

 京都は黒梨花風。これはこれでよろしい。

 神戸は……内田樹さんは平松さんのブレーンに就任したが、あの都市論は神戸では通用しても、大阪では通用しなかったろうなあ、と別のことを考えた。
 
 最近、「大阪人は、大阪人を演じているだけではないのか?」と考える。
 おれだって、相手が大阪人でないと知れば、何かしらのサービスしているもんね(おまえもかー)。

 住吉さんの招き猫を取り上げようとしたら、「大阪ぽくない」という理由で却下されてしまったことがある。「大阪みてな帖」をこよなく愛する文化系女子からは、「えーっ!」とブーイングの嵐だろう。

 たしかに、私の写真も下手でプレゼンまずかった。しかし私の愛する大阪は、東京への対抗心のあまり、「大きな大阪」の幻影を目を三角にして追い求め、自分の美しさかわいらしさ素晴らしさを見失ってきた。その帰結が、橋下維新の変だ。

 されど、最高の段階は最悪の段階である。されば転回は必至である。(ヘーゲル)

 話が例のごとくそれた。Amazonのカスタマーレビューより。

 最後に神戸さん 京都さんの「関西=大阪」にはもの凄く共感します。
 ですから道州制で「関西州に」と言われると、

 「なんで大阪にならにゃいかんのや」



 ほんまや。大阪現住民(原住民ではない)のおれも激しく同意するよ。

 いわゆる「関西」のイメージは、歴史的には「畿内」エリアと重なるのかな。

 現在の行政区分では、奈良県全域、京都府南部、大阪府の大部分、兵庫県の南東部。
 
 難波宮もあったから、大阪も畿内の中心を名乗る権利はある。それなら滋賀県や兵庫県にも。奈良や京都をさしおいて、大阪は「畿内」の中心は名乗れない。だから「関西」。しかしそんなの通用しないよ、ということだね。

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