NODA・MAP 公演「Q:A Night At Kabuki」

大阪、新歌舞伎座にて、観劇。やっぱり生の舞台、良いです！ラスト、感動🥲しました。長時間でも集中できます、生の舞台。

そして、ますます松たか子の魅力が凄い！

松たか子を初めて観たのは、大河ドラマの不機嫌なお姫様だったけど、その時に、凄いパワーのある俳優やなあ、と注目した。

あれから何年？歌も上手いらしいけど、やはりこの人は、根っからの役者さんだよ。

幕開け、序盤、手紙を持ってきた男にお水を差し出すシーンから、いちいち、動作、所作、立ち姿がキレイに決まる。とにかく、身のこなしがキレよく、間がよく。天性の役者としか言えない。あとは、ずっと松から目がはなせませんわ。この人やっぱり舞台が一番かも。初めて舞台観たけど。

ご本人もインタビューで、去年、連ドラでやり切った感があったからもういいやと思ったけど、「フェイクスピア」を観てすごく感動して、ここに帰ってきたいと思ったと答えている。

一階の一番後ろ席だったから、顔の表情がよくわからなかったけど、きっとお顔もいい演技してたに違いない。

おおよそのストーリーはこう。

ロミオとジュリエットが下敷きになってて、そこへ源平合戦が重なって、えぇーっと、源氏がジュリエットで平家がロミオ。お家の敵同士で恋仲になって、はたして、ふたりは愛を貫けるのかーー音楽は全てクイーンというのが今回の目玉。

それにしても客層がおじさんおばさんだわね。あんまり若い人いないね。だから、チェルシーのCMとか懐かしのが時々サラリとセリフになってるのが楽しいね。

昔の夢の遊民社はいつ見ても、訳がわからんかったけど、歳とってみると、なんか感動するね。

昔はクラシックの「私のお父さん」が開演前や後にかかってて、テーマ曲だったと懐かしく思う。その曲だけで感動してたな。話わけわからんのに。

今はなにもない。今日は開演ベルもなく、暗転もなく突然始まったのでパンフ読んでた私は、一瞬見逃した。

開演ベルは、演者たちが声を合わせて言うセリフだったのか。

あ、そうか、あれは舞台上のセットの扉から一斉に役者が出てきたからだ！そこを見逃したんだ。あのいくつもの扉の演出があの始まりを可能にしたわけね。