この遅読の私が約2日で読み切ってしまった読ませる本書。とにかく、次々と気になり止まらないのは本当。
帯には
絶対に言えない"秘密"を抱える家族 壊れゆく家庭を描く"危険"なサスペンス長編 とある。
去年の夏に図書館予約して半年かかって順番が回って来た。人気なんだ。
不登校の中学生、真佐也が主人公。母は心配しながらもパート事務で上司と不倫。父は中堅ゼネコン勤務で、一人息子にもあまり関心示さず。
とにかく、この両親をはじめ、真佐也の周りにろくな人間がいないので、(真佐也は芯のあるしっかりした少年)イライラしながらというより、もうあきれながら読んだ。とくに感動もないし、けど、ラストの展開はそれが実際かもしれないと納得させられた。
人間って退屈な幸せやちょっとした誘惑があれば、残念ながらだらしない方向に陥ってしまうこともあるかな、とも思う。反面教師にしたい読書。
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