くっしーの徒然日記

大きな球状星団(NGC5139)

さて、5月12日の今年初めての富士山五合目遠征であるが、M83の
撮影をそこそこに切り上げて、いよいよ、今日撮りたかった
NGC5139オメガ星団の南中が近づいてきたので、撮影してみた。


【↑NGC5139 オメガ星団 ケンタウルス座の球状星団】
SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 
IXY 30S ISO:3200 F:2.0 f=4.9mm S:32秒x51コマ
撮影日:2012/5/12 21:05-21:34 撮影場所:静岡県駿東郡
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正
→YIMGで回転・トリミング→GIMP2で、トーンカーブ調整・リサイズ

オメガ星団は、3.7等級、36分角と満月クラスの大きさで、球状星団の
中では、一番大きい。3.7等級と明るいのだが、南中高度が6度しかない為、
等級ほどは明るく写らず、大気の関係で、全体に赤みがかった感じの
写りと成る。

上の画像は、見やすいサイズにトリミングしているので、その大きさが
判りにくいが、例えば、比較的大きな、M5(17分角)と同倍率で切り出すと
ざっとこんな感じだ↓

【↑同倍率で切り出したNGC5139とM5球状星団の比較】

オメガ星団の方が、低空に有るせいで、少し大気と光害の影響を
受けて、少し暗い星が写って無く、若干小さめに見えてるのだが
それでも、M5と比べてだいぶ大きい。

ちなみに、GWの遠征地、妙高高原では、南の低空が10度ちょっと
位しか見えなかったので、GWには撮影できなかったのだ。

そんな訳で今年はもう難しいかと思っていたが、何とかギリギリ
撮影に間に合ってよかった。

2012.5.12(6/21)

コメント一覧

くっしー
Nikon 8cmさん、有り難うございます。

私も、画像処理した当初、低空の割に良く撮れたな。と思っていたんですが、ひらいさんの所の高度のあるオメガ星団を見たら、本来の大きさがしっかり写って、星団の美しさが余さず出ている写真で、その大迫力に完全に脱帽です。

私も南半球に是非行ってみたいです。2~3年後にリフレッシュ休暇が貰えるので、オーストラリアか、少し旅費節約で赤道近く辺りでも良いので行ってみようかなと思い始めました。以前は、望遠鏡持っていけ無いので撮影ができないからいいや、と思っていたんですが、やれば出来るんですね。
NIkon 8cm
http://nikon8cm.exblog.jp/
くっしーさん

やっぱりお目当てはこれでしたか。
いやあ追尾も完璧ですし、気流の状態も良かったのですねえ。スゴイです。見事です。

ω星団がこうして黄金色に見えるのは高度の影響が大きかったんですね。くっしーさんが教えて下さった「ひらいさん」のオーストラリアからの写真を見てわかりました。
http://star.ap.teacup.com/applet/hirai-hokkaido/msgcate21/archive

オーストラリア、行きたいですねえ!!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天体観望・撮影(遠征地)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事