くっしーの徒然日記

透明度の低い空での写り(M27)

夏休みも終わって1週間が経ち、まだまだ暑さは残るが、天候が悪い事もあり、関東では、少しだけ気温も落ち着いてきた感じだろうか。

さて、話は猛暑真っ最中の夏休みの実家の庭での撮影に戻る。

この日は前述の通り、水蒸気の影響か透明度がかなり低い感じだ。この透明度だとどの程度写りが違うのか?ちょっと比較撮影をしてみたくなった。

という事で、先日原村の星祭りの日に撮影したM27を比較のために撮影してみた。


【↑スタック・縮小しただけの未処理画像を比較】
自宅の庭なので、多少光害も影響しているとはいえ、写りの違いは歴然である。

一応、三鷹で撮影したよりはかなりマシではあるが、それにしても厳しい物がある。

何とか頑張って画像処理をしてみたのがこちら↓

【↑M27 亜鈴星雲 こぎつね座の惑星状星雲】

SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm+LPS-P2 80倍 GPE赤道儀+AL90+SS2
コリメート法 PowerShotS90 ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:80秒 11コマ
Noise減算:ON 35mm版換算で2240mm相当 
撮影場所:香川県善通寺市 撮影日:2013/8/12 00:57-01:53
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で回転
3830mm相当にトリミング(58%)、トーンカーブ・サイズ調整

これだけ違うと、いくら持ち上げても、コントラストの点でかなり劣るのと、一番の違いは緑っぽい色の淡い部分の写りが一番大きく違う感じである。

また、天体の写りが全体に薄いので、トーンカーブで無理して持ち上げている為、背景が黒くならないし、ノイズっぽくなってしまっている。

ここまで違うと、夏はやっぱり、高い所へ遠征して、高度を稼ぐのが得策であろう。

まあ、暑くて遠征に出る元気が無い所で、なんとか撮影をしたのでこの辺はしょうがないと言えば、しょうがないのだが、、、

2013.8.12(8/24)

コメント一覧

くっしー
Nikon8cmさん、そうなんですよ。

前回の原村でも、追尾とピントが決まってなかなかピシッとした絵に成ったなと思っていましたが、今回は更にいいんですね~。やっぱり足回りが安定したのが効いているようで、ピントと極軸がしっかり決まれば、ほとんどブレないシャープな絵が撮れるように成りました。
くっしー
kameさん、こんばんわ。

やっぱり夏場は標高かせがないといけませんね~
近場の400mでも、結構効きますよ。
Nikon8cm
くっしーさん

透明度の重要性もさることながら、赤道儀の追尾の精度の高さに目を奪われました。調整がうまくいったようですね。
9月の新月期に、空の暗い富士山麓や八ヶ岳山麓で、スゴイ写真をバンバンと連発しそうですね!!!
kame
なるほど。
やはり高度でかなり透明度が変わるんですね。。。

私の近所にも400m程度までなら車で行けるところがチョコチョコありますので、近場の遠征地を考えてみようかな。。。

でも最近は自宅の近所の人里でも熊の目撃例がチラホラあるので、人気のない山の中ってホントに熊が怖いです。。。(^^;
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