くっしーの徒然日記

暗いのは辛い、、(M56)

さて、8月11日夜の実家の庭での撮影も、だいぶ夜が更けてきた。

以前の記事に書いた通り、この日は水蒸気のせいか大陸の微粒子のせいか判らないが、透明度の低い空に成っている。しかも実家の庭は、最近は近くに街灯が増えたせいもあり、かなり明るく照らされ、残念ながら仰角の低い、いて座方向は、天の川がほとんど写らない(泣)


【↑実家の庭からの夜空は、光害で低仰角はちょっと厳しい】
それでも、三鷹の明るい空よりはかなりましだろうと気を取り直して、撮影を続けた。

この日、M27の比較撮影の後に撮ったのは、M56球状星団である。M27から比較的近くにある事と、球状星団なら、多少は透明度が悪くても何とかなるかと思っての事からだった。


【↑M56 こと座の球状星団】

SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 GPE赤道儀+AL90+SS2
コリメート法 PowerShot S90 ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:80秒x8コマ
Noise減算:ON 35mm版換算で2240mm相当 合成F:3.7
撮影場所:香川県善通寺市 撮影日:2013/8/12 02:08-03:10
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で回転
5040mm相当にトリミング(44%)、トーンカーブ・サイズ調整

M56は、見かけの大きさが7分角、明るさが8.3等級と、M71同様、球状星団の中では、かなり小さくて暗い部類に入る物である。

おかげで、この透明度の低い空では、ISO3200、F3.7、80秒の露出でもあまり明るく写らなくて、大きさが小さい事も相まって、ちょっと球状星団としては寂しい感じの写りとなってしまった。

それでも、前回M56を撮影したのは2年前の富士山・御殿場口5合目で月が昇ってから撮った物だったので、それに比べると、ピントも追尾も格段に良くなっはいる。但し、空の条件は2年前の撮影時の方が良かった事も有り、トータルでは多少改善している位の感じである。

ただ、この球状星団は、たとえ空の条件が良くても、星団自体の見かけの大きさが小さくて、暗いので、そう見栄えのする写真にはならないかもしれない。

もう少し明るく長焦点のシステムなら多少は迫力が出るかもしれないが、とりあえず今の私のシステムでは、大きな改善は見込めそうにないかも、、、、

2013.8.12(8/28)

コメント一覧

くっしー
kameさん、こんばんわ。

本当に小さくて暗い球状星団は厳しいですよね。球状星団というと結構写りが良いというイメージがあるので、後で画像を確認すると余計にがっかりしてしまいますが、メシエにも、明るいのから暗いのまであるという事で、、、、
ちなみに、2年前の星祭りでSS2を手に入れてから、自動導入に頼りっぱなしの上に、撮影メインなんで私も眼視してないんですよ(汗)
kame
M56、何度か探した記憶がありますが、目視で見つけられたことがありません。。。ので見たことないです。。。(^^;

なんでも20cm級の望遠鏡でもなかなか分離が難しいらしいとの事。
これが13cmで球状星団であることが確認出来るだけでなく、しっかりと星に分離するのですから、やはりカメラの威力って凄いなーと思います。

目視で良く見れない対象を確認することが出来るだけでも、撮る価値は十分にあると思います。

しかし条件の良くない中でも2年前と比べると格段の写りですね。(^^
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