そこで、今まで未撮影ではあるが、比較的直焦点の方の写真ではよく目にする、IC2177わし星雲を撮影する事にした。ちょうどもう少しで南中する所なので、バランスは取りづらいが、南中後の位置で撮影を始めようとした。しかしながら、7cm鏡筒は、何も考えずにアリガタを鏡筒に直にねじ止めしているので、鏡筒の向きを変えることが出来ず、ファインダーを見ようとすると地面に座り込んでもなかなかファインダーが覗けない位置になってしまった。
シリウスを基準星に自動導入を掛けたいのだが、シリウスすらファインダーで捉えられない。望遠鏡の下でジタバタしながら、何とか潜りこむような体制でファインダーを覗いてやっとの事でシリウスをファインダーに導びき、目標天体を自動導入する事が出来た。
IC2177は、初撮影なので、試写で写ってる部分と全体との構図が良く判らなかったので、おおむねわし胸元の輝星を中央近くに配置して撮影した。
【↑IC2177 わし星雲 いっかくじゅう座の散光星雲】
Celestron D:70 f:400 PL20mm 20倍 SP赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 LPS-P2使用 PowerShotS90;CHDK F:2.0 f=6mm Iso3200
S:101秒x22コマ Noise減算:ON 35mm版換算で560mm相当
撮影場所:山梨県鳴沢村 撮影日:2013/1/13 00:30-01:54
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で反転
840mm相当にトリミング(67%)、トーンカーブ・サイズ調整
わしの胸元の輝星近くを中心に置いた為、トリミング位置を少しずらせてあるが、全体的に窮屈な感じになってしまった。バラ星雲撮影時のUW20mmのままで撮影したが、PL40mmに変更した方がもう少し上手く入ったかもしれない。
かろうじて、羽を大きく広げたわしの形が写りこんだ感じだろうか。その顔はちょっといかつい感じの顔で、別名をウミガメ星雲と呼ばれたりする。また羽の広げ具合の感じからカモメ星雲と呼ばれたりと、いくつかの名前で呼ばれている散光星雲である。
ちょっと羽の先の方や、尻尾の方があいまいではあるが、そこそこわし星雲らしくは写った感じである。
残念なのは、少しピントがずれた様でバラ星雲に比べると星が少し大きく見えるのと、画角的に厳しくなったので、トリミングしても収差の大きく出ている領域を使わざるを得なかったことだろうか。次回PL40mmで位置に気をつければ少しは改善できるだろうか。
あと、微光星が少しうるさくなってしまった感じである。Flataideでの微光星を目立たなくする方法は、星を消した後の星雲部分の補修が難しそうで、今回使おうかと思ったが使いきれなかった。Nikon 8cmさんの似非星マスクを参考に使ってみようか、、、、
2013.1.13(2/6)
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