くっしーの徒然日記

M1 かに星雲 フィラメントは見えたか

さて、昨年の9月21日の撮影は、北天のM76小アレイ星雲を写した後は、南東に鏡筒を振って、登ってきたおうし座のM1、かに星雲を撮影してみた。


【↑M1 かに星雲 おうし座の散光星雲(超新星残骸)】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 GPD赤道儀+HAL110+SS2
コリメート法 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
S:101秒x7枚 LPS-P2使用 Noise減算:ON
撮影場所:新潟県妙高高原 撮影日:2015/9/22 03:59-04:38
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→PS/CS2で回転
トリミング、トーンカーブ・サイズ調整

M1、かに星雲は、おうし座の東に位置する超新星残骸で、カニの甲羅の形をした散光星雲である。

前回の撮影では、今までの中では比較的そのフィラメント構造を映し出せていたのだが、今回は、一枚当たりの露出時間を少なめにして、フィラメント構造が、白い星雲に紛れてしまわない様に撮影してみた。

1値枚当たりの露出を短くしたせいで、全体の輪郭は少し曖昧になった物の、内部の赤いフィラメントについては、かなり映し出せたような気がする。本当は一枚当たりの露出が少ない分を、枚数で補完したかったのだが、残念ながら、薄明で時間切れとなってしまって、7枚しか重ねられなかった。

もう少し枚数を重ねて総露出時間を稼げば輪郭ももう少しはっきりしたかもしれない。また次回の宿題に成ってしまった、、、、

2015.9.22(2016/7/8 Up)

コメント一覧

くっしー
コウイチさん、こんにちわ。

そうなんですね~、以前に撮影した露出時間の短いのとその後の露出時間を延ばしたものを比較すると、中の赤いフィラメントが、周りの白い星雲部分にかき消されてしまう感じだったので、少し露出時間を短くしたら、赤いフィラメントが埋もれずに見えてきた感じです。なかなか難しい所ですね。
コウイチ
こんばんは。飽和しないように露出時間を伸ばしたほうが良いと思っていましたが、露出時間を短くした方が良い場合もあるのですね。撮影条件の選定が複雑化しそうで、複雑な心境です(笑)。
次回撮影は、改造X2でしょうか。それとも、枚数を増やしたS90でしょうか。楽しみです。
くっしー
kameさん、おはようございます。

かに星雲のフィラメント、解像度にもよるのかも知れませんが、露光時間を少なくした方が写ることもあるんですね。1枚あたりの露光時間を短くしたので、もう少し枚数を撮って重ねると良かったかな~と思いますが、今回は薄明で時間切れもあり、7枚しか使えませんでした。次回はもう少し枚数を撮って重ねてみたいと思います。
kame
回を増すごとに、カニのフィラメントが克明になっていきますね!
ノーマル機で凄いです。(^^

露光設定等いろいろと工夫され、進歩しておられる証ですね。(^^
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天体観望・撮影(遠征地)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事