さて、話はまた9月27日の富士山須走口五合目の夜に戻る。
この日は、7cm鏡筒でのコリメート撮影の合間に、S95で富士山に沈みゆく夏の銀河を撮影してみた。
【↑富士山に沈みゆく夏の銀河と大三角】
PowerShotS95 Iso400 F2.0 S=203秒x3コマ 35mm換算28mm相当
2013.9.27 22:21-22:43 MK-800の赤道儀に乗せて撮影
Yimgでコンポジット、FlatAideでフラット補正、
GIMPでトーン調整・リサイズ、前景再合成
須走口五合目からの富士山は、西方向になり、富士山の陰と相まって比較的光害の少ない方向である。
おかげで、沈みゆく夏の銀河がかなり良く写ってくれたと思う、はくちょう座のデネブの上には、北アメリカ星雲とペリカン星雲が赤く写っているのが良く判る。
また、サドル周辺も、かなり赤くなって、いくつもの散光星雲が写り込んでいる。
ちなみに、星座線を入れるとこんな感じである。↓
ちなみに、この赤道儀は極軸望遠鏡がないので、目見当で合わせた後、カメラを北に向けて、赤径を揺すりながら撮影して、北極星が中心で動かない様に合わせてみた。ほんとは、北極星は40分角程ずれているから、これじゃ駄目なのだが、28mm4分弱で撮る分には、そこそこ十分な様な気がする。
と言う事で、夜の早いうちに沈む夏の大三角に、季節が夏から秋、冬へと移り変わるのを感じる写真となった。
2013.9.27(10/22)
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