着いたときには、一面、雲の中だったのだが、8時過ぎに晴れて来だして、ほぼ全天晴れわったった所で、今回のターゲットは、先日に続いておおぐま座の系外銀河を狙ってみた。
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【↑NGC3726 おおぐま座の棒渦巻き銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x16コマ Noise減算:ON
撮影場所:静岡県小山町須走口五合目 撮影日:2013/5/4 21:03-23:12
YIMGでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・36%にトリミング(35mm版換算6222mm相当)・サイズ調整
たまに、雲が通過するので、空を見上げながら、雲が来ないタイミングで撮影を行ったので、2時間以上撮影に掛かってしまった。
NGC3726は、10.4等級の明るさで、6分角の大きさと、ここの所ちょこちょこ掲載している銀河とそう明るさも大きさも変わらない系外銀河なのだが、今回は、かなり銀河の周辺の淡く広がる腕が、かなり写ってくれたと思う。中心の棒部分から更に伸びる渦巻き部分の淡い腕が、その明るさゆえか、左右で非対称な広がりに見える所もしっかり写っている。
やはり高度の有る五合目だと、空の透明度が高くて、しっかり写るのだろうか、、、?ただ、東から南に掛けての低空は少し光害の影響が有るが、北西方向は富士山に隠されてかなり暗いことも、条件としては良かったかも知れない。
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ちなみに、この日の午前中に、栃木で調子の悪かった赤道儀を再度調整し直した。何故か調整する前は、かなりギアがきつく噛んでいてバックラッシュが全く無いというか、力が掛かりすぎてる感じになっていた。なので、もう一度緩めて、ちょうど良い辺りに調整し直した。
ちなみに、前回の調整でちょっと気になったのは、メーカで調整してきた状態だと、押しネジ引きネジが、比較的軽く締まっているような感じだった。前回調整時は、実は押しネジ引きネジは最後はぎゅうぎゅう締めて終わりにしたのだが、これが不味かったのかな?
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今回は、比較的軽めに締めて、左右のブラケットの止めネジで強く押さえるようにしてみた。ついでに、ちょっと気になったので、赤経のモーターも余ってる奴と交換してみた。軸に遊びがあるかと思ったのだが、手でもって見る限りは違いは判らなかった。一応、念のために交換しておいた。
それらのせいかどうかは判らないが、26枚撮影中、そこそこで使えそうなコマは16コマほどになった。ちょっとはマシになったかな、、、、
2013.5.4(5/30)