前半手間取った事もあり、2天体しか撮れてないので、ちょっと消化不良気味。と言う事で、月が少しぐらい出ても写ってくれそうな対象を選んでもう一枚撮影する事にした。
何にしようかと思ったが、この時間には既に夏の大三角が昇りつつあったので、一番上のM57環状星雲を撮影する事にした。
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【↑M57環状星雲 こと座の惑星状星雲】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 UW9mm
80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
コリメート法 合成F=3.7 S:64秒x18コマ Noise減算:ON
撮影場所:栃木県星野町 撮影日:2013/5/3 01:16-02:22
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
31%にトリミング(35mm版換算7225mm相当)・サイズ調整
M57は、かなり明るいので、露出時間を64秒まで落とした。お陰で31枚中、追尾エラーの殆ど無いのが、9枚、多少有るが許せるレベルの物が9枚と何とか枚数は稼ぐ事が出来た。やはり露出時間を短くする事が、使用できる枚数にかなり影響するようだ。
そこそこのコマも入れて18枚でコンポジットして出来た画像は、撮影時間が遅れて、光害に埋もれかけた、昨年8月の画像や、昨年7月の木星食の日に薄雲越しに撮った画像に比べると、ピントも追尾も良くなっていて、だいぶシャープな写りになっている。また、周辺のリング状部分の解像度は、無理矢理トリミングで切り出しているので余り変わらないが、中心星らしき星雲の真ん中の星がかなりハッキリ判る感じに写っている。
この辺りは、ピントだけでなく、赤道儀と足回りの補強による細かい震動が減った事も効いているのではないだろうか?後は、バックラッシュ内での動きの問題の解決かな、、、
2013.5.3(5/27)