診察で午後半休を取っていたので、診察後、特別公開を見に行った。
【外見で普段と違うのは、誘導員位。↑表に特別公開の看板は出てない】
行く途中で残念ながら小雨が降り出した。途中のコンビニで傘を買って
天文台へ。表からは特別公開が判る看板は特になく、『自転車降りて
押してください』と言う誘導員ぐらいだ(笑)
中にはいると、MAPと特別公開用のプログラムが張られていた。
左手の特別駐輪場の方に自転車を止めて、受付へ行くと今日のプログラムと
↑手提げの袋を貰った。資料のパンフレット入れ用に配ってるらしい。
受付の直ぐ右隣のいつもの観望会の受付ホールに入ると、直ぐ正面に
【↑Nano-JASMINE衛星のモデルと説明】が展示されていた。
星までの距離を測るプロジェクトで、なんでも地球の公転で、太陽の
右にいる時と左にいる時の星の見える角度を測ってその差と地球の公転
半径から距離を計算するらしい。地上からだと大気の影響で測定値が
不正確なので、軌道上の衛星から測定して星までの距離を正しく測るのが
目的で2013年頃に打ち上げるらしい。
その奥は、2006年に打ち上げた『ひので』の解説コーナーだった。
ひのでは、ご存じの方も多いと思いますが、50cmの反射望遠鏡、磁場測定
X線望遠鏡等を積んでいる太陽観測衛星だそうです。
【↑ひのでのメッキ前の主鏡のバックアップ品】
上の写真はメッキ前の主鏡で、なにやら6角形の柱が中に立っている様に
見えるのは、裏面(写真下側)から沢山の穴を開けて鏡を軽量化している
そうです。衛星搭載品は軽さが重要だからね!
こちらは、ひのでの前面に付いてる、熱(光?)を反射するパネル。
熱く成り過ぎない様にする為だとか説明して貰いました。
ちなみに、ひのでのクイズに解答して、なにやら
↓クリアファイルとペーパークラフトを頂きました。
なるべく特設展示や、特別公開日のみの公開部分に行こうと思い、
16~17時公開の↓東大天文センターへ。
行くと、何やらmini講演会をやっているので、何か良く判らないが
試しに聞いてみた。
どうやら、チリのアタカマ砂漠のチャンナントール山(5600m)に設置
した望遠鏡(主に赤外中心らしい)の説明だった。
なんでも、世界で一番高いところに望遠鏡を設置しているとのことらしい
本番の6.5mの望遠鏡設置の事前試験として、直径1mのminiTAO望遠鏡が
2009年に設置され、それの運用について紹介していた。
そこで撮った星景写真も紹介されていたが、さすがにこんなに高くて
人のいない暗い所では、天の川も肉眼でもくっきりはっきりだそうだ。
こんな所で天体写真を撮ってみたい物だ。
おそらくコンデジコリメート撮影の最高写真に成ること間違い無しだ!
【↑今後のTAOプロジェクトでの計画】
ちなみに、最近無線LANによるリモート化がされたそうで、
この無線LAN、うち製じゃないよな?うちでも、こういう遠距離用の
公共・産業ユースの無線LANもやってるけど、、、、
そんな訳で、ミニ講演の後、少しだけ残った時間で、天文センターの
中の特別展示を見学して、17時に東大天文センターを出た。
今日は、雨が降ってるので、残念ながら、50cmのカセグレンの公開観望も
グランドでの望遠鏡メーカーによる観望会も行われていなかったので、
この後の、公開場所が最初に行った中央棟のみになってしまった。
と言うことで、暫く中央棟でのデモ実験をいくつか見た。
【↑特別な星の軌道のデモ】
【↑太陽の磁場からの爆発をイメージした、ガウスガンのデモ】
ちなみに、質問コーナーが有ったので、以前から聞いてみたいと思った
『球状星団の直視径は何で決めてるの?』と聞いてみたが、残念ながら
私が聞いた人は、この辺は専門じゃなくて良く判らなかった。
光度の何%までを径とする方法なんかが他では使われたりするから
その辺かな?なんて感じでした。
判らない事でも、その場でネットで調べて判れば、答えてくれるらしく
ノートPCが解答員の机にあり、ぱらぱらとキーワードを打ち込んで
出てきたサイトに飛んだら、そこの一番上には、いつもの、恍惚の表情で
天を仰ぐ猫の写真が出てきて、思わず『そこのページに答えは無いと
思います』と言ってしまいました、、、だって一緒に質問してる側
ですもんねぇ、Nikon8cmさん(笑)
と言う事で、観望会はなくて残念だが(晴れてたら遠征に行って公開
には行ってなかったと思うが、、、)なかなか楽しい時間だった。
2011.10.21(10/22)
コメント一覧
くっしー
NIkon 8cm
最新の画像もっと見る
最近の「天体観望・撮影(遠征地)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事