さて、スタパ帰りの1月26日は、M1とM82の超新星の2対象だけしか撮らなかったので、話は1月31日のmx25hさんの観測所での撮影に移る。
この日は、前にも書いた通りパソコンを持って行くのを忘れたので、極軸を合わせた後、Googleskymapで目標天体を探しつつの撮影となった。
そのためこの日は北斗七星周辺の対象をいくつか撮影したが、まず最初はM108を撮影してみた。
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【↑M108 おおぐま座の渦巻き銀河】
Vixen SuperMirror R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 GPE赤道儀+AL90
SkySencer2 PowerShot S90+CHDK F:2.0 f=6mm コリメート法
35mm版換算2240mm相当 合成F3.7 ISO:3200 S:128秒x9枚
撮影日:2014/1/31 23:18-24:23 撮影場所:山梨県北杜市
Registaxでコンポジット→FlatAideで補正→Gimpで44%トリミング
トーンカーブ/サイズ調整→NeatImageでノイズフィルタリング
M108は、北斗七星の柄杓の水をくむ側の2番目の星から3番目の星に向かう途中に有る。地球からの距離は4600万光年で、みかけの大きさは8分角、光度は10等級の渦巻き銀河である。
ちょっと見は、不規則銀河っぽく見えるが、渦巻き銀河を横から見た形らしい。メシエ天体のなかでは、かなり見かけの暗い銀河である。
M108の近くにはM97フクロウ星雲があり、良く同一画角で撮影される事が多いが、うちのシステムでは周辺収差が大きいので、単独での撮影が向いているだろう。
前回の撮影は、約2年前だが、あまり淡く広がる腕等が写る訳でもないので、そう大きく以前の画像と異なりはしないが、それでもいくらか進歩の跡は見られるかなと言った感じだろうか、、、
2014.1.31(3/2)