くっしーの徒然日記

今年の五合目も後少し その2(NGC2403/ハート星雲)

今日の須走口五合目は天気はまずまずだが、風が少し強い。第3駐車場に
いるのは、うちの車だけで、一般の人も全く見あたらず寂しくなってきた。
さて、帰る時間を11時にしたのだが、それでも残りは2時間ほどしか無い。
五合目はだいぶ風は収まってきた物の、時折強めの風が吹いている。
気温もどんどん下がって、外の↓温度計は11月の真夜中前なのに零下4度。

風と寒さに耐えながら、続いて撮影したのは、きりん座の渦巻き銀河
NGC2403である。明るさは8.4等、大きさは17分角の斜め上70度位から
みた銀河である。


【↑NGC2403 きりん座の渦巻き銀河】
【共通:SM-R125S/D:130 f:720 LPS-P2使用 IXY 30S ISO:3200
F:2.0 f=4.9mm 撮影場所:静岡県駿東郡 Registaxでコンポジット
→YIMGでかぶり補正・トリミング・ガンマ・サイズ調整】
UW9mm 80倍 S:64秒 13コマ 撮影日:2011/11/20 21:03-21:22

17分角の割には、周辺の薄い部分が余り写らず、比較的中心部分の濃い
腕のみが写った感じである。8.4等の割には淡い感じの写りである。

余り明るくないから、15mmで写した方が良く写るだろうかと、試しに
アイピースを15mmに換えて写したのが↓下の絵


【↑NGC2403 きりん座の渦巻き銀河 15mm 48倍で撮影】
UW15mm 48倍 S:64秒 11コマ 撮影日:2011/11/20 21:44-22:03

15mmにした方が露出の量は増えて全体にはっきり写る様にはなったが
いかんせん、サイズが小さいので、同じ大きさぐらいにした絵では
どうしてもディテール部分がはっきりしない感じである。周辺の星も
ちょっと肥大気味に写っている。

う~ん、どっちもどっちだなと言った感じの写りである。やはり9mmで
2分程度の露出が掛けられるとだいぶ違ってくるのだろうが、残念である。

アイピースを換えてNGC2403を撮り終えると時計は10時を回り、
あと写せても1天体と言ったところだ。

本日最後に写したのはカシオペ座の散光星雲IC1805ハート星雲だ。


【↑IC1805 ハート星雲 カシオペア座の散光星雲】
PL40mm 18倍 S:64秒 21コマ 撮影日:2011/11/20 22:33-22:57

その形が、心臓に似ているのでハート星雲と呼ばれているが、あまり
濃くは写らなかったのを無理矢理強調処理で赤くした事もあって
心室、心房内の所まで赤くなってしまったのと、右心室辺りの壁が
つながっていない絵になってしまった。

アイピースを40mmに換えた時に、ピントも上手く合わせ損ねた事もあり
周辺の星もちょっといびつである。また、条件の良い時に再挑戦して
みたいが、今年はもう無理かも知れない。

そんな訳で、時間も11時になり、大急ぎで撤収して、五合目を後にした。
帰りの富士五湖道路の温度計は3度を指していた。


上はここより7℃も低い事になるのか、、、しかし寒かった。

2011.11.20(11/28)

コメント一覧

くっしー
Nikon 8cmさん

どうしてもフェイスオン銀河は同じ等級でも淡い感じですよね。きっと等級って明るさと面積のかけ算当たりで決まっているんではないのでしょうか?と言う気がしますが、、、、

ハート星雲は、11/22にも写したのですが、どうもうちのシステムでは画角に入りきらない様です。ミニボーグには丁度良い撮影対象かも知れません。少し薄目なので、露光時間を取った方が良い様な気がします。
NIkon 8cm
http://nikon8cm.exblog.jp/
くっしーさん

こちらもスゴイですねえ。
今回の3つの銀河は、私は見た事も写したこともないのですが、やはりフェイス・オンよりエッジ・オンの銀河の方が、相対的に光が集中しているので、写りは良くなりますよね。いずれにしても私のシステムでは手強い対象です。
ハート星雲って意外とよく写るのですね。これは、私もミニ・ボーグで狙ってみたいと思います。
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