と言う事で、今年標高2000mで撮影できるチャンスは、残り少ない。
この週末も例によって、曇りがちだったが、日曜日はなんとか晴れそう
な感じなので、遅くならない様に早めに引き上げるつもりで出かけた。
自宅を2時過ぎに出て、暗くなる前の4時頃到着。第3駐車場の
いつものスペースには一般車が一台いたが、すぐに帰って行った
ので、いつもの端っこのスペースに機材を設置しようとするが
風が強い!う~ん、これじゃ撮影できないかな??と思いつつも
取りあえず、準備を進める。
【↑五合目から見た、暮れる街と東の空の木星】
極軸を合わせる頃にはだいぶ風も弱くなって来た様だ。
15mmのアイピースをセットして、先ずは、沈む前に何とか
捕らえたいと急いで西に鏡筒を向けて導入したのは、約2ヶ月
ぶりのギャラッド彗星だ。他の人のHPの写真で、だいぶ尾が
V字型に伸びて来ている様子がレポートされていたので、ぜひ
撮っておきたかったのだ。西方向には富士山があって、沈む
方向の見晴らしは良くない須走口五合目だがなんとか富士山に
沈む前に撮影を始められた。
【↑C/2009 P1 ギャラッド彗星】
【共通:SM-R125S/D:130 f:720 LPS-P2使用 IXY 30S ISO:3200
F:2.0 f=4.9mm 撮影場所:静岡県駿東郡 Registaxでコンポジット
→YIMGでかぶり補正・トリミング・ガンマ・サイズ調整】
UW15mm 48倍 S:64秒 12コマ 撮影日:2011/11/20 18:09-18:29
前回の撮影の時より、V字に広がった尾が伸びてきているのが
判る。これからだんだんこの尾が長くなっていくのだろうか?
やはり彗星は、長い尾がないと彗星らしくないから、これから
長く伸びてくるのが楽しみだ。
次に撮影したのは、ペガスス座のNGC7331、9.5等10分角ほどの
銀河だ。本当は9mmのアイピースにしようかと思ったが、
まだ風が有るので15mmで撮影した。
【↑NGC7331 ペガスス座の銀河】
UW15mm 48倍 S:64秒 10コマ 撮影日:2011/11/20 19:05-19:25
ディスク部分は写ってはいるが、淡い部分はあまり良く写っては
いない感じで、暗黒帯も残念ながら良く判らないレベルの写りである。
やっぱり9mmで倍率を上げて撮りたかった所である。
次に撮影したのは、ペルセウス座とアンドロメダ座の間にある
NGC891である。10等の13分角のエッジオン銀河であるが、
先ほどのNGC7331が思ったより小さく写ったので、今度はアイ
ピースを9mmにして倍率を上げて撮影してみた
【↑NGC891 アンドロメダ座の銀河】
UW9mm 80倍 S:64秒 10コマ 撮影日:2011/11/20 20:02-20:41
真横から見たエッジオン銀河の、横に長く広がったディスクと
中央を横切る暗黒帯がしっかり写って、なかなか見た目の
すばらしい銀河だ。少し風のある所で無理に倍率を上げたので
多少輪郭がぼやけて、本来ならもっと長く伸びているであろう
暗黒帯が半分位の長さ程度しか写ってないのはちょっと残念では
あるが、それでもこの銀河のふいんきは十分に写せた様な気がする。
NGC891を撮り終えた所で、おおかた9時頃となる。今日のタイム
リミットを10時か11時と決めていたのだが、リミットを
11時にする事にして更に撮影を続けた。
以下、その2へ続く、、、
2011.11.20(1/26)
補足:リクエスト?に答えてノートリミング、画像処理無し、
コンポジットとリサイズのみのNGC891画像↓
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くっしー
NIkon 8cm
くっしー
貧スタ
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