NGC3631の撮影の後は、おおぐま座のNGC3718とNGC3729を撮影してみた。
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【↑NGC3718/NGC3729 おおぐま座の棒渦巻き銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 UW9mm
80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x10コマ Noise減算:ON
撮影場所:栃木県星野町 撮影日:2013/5/2 23:15-24:34
PITで補正→Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPで
トーンカーブ・39%にトリミング(35mm版換算5743mm相当)・サイズ調整
NGC3718は、11等級で、8分角の棒渦巻き銀河であるが、中央を横切る暗黒帯と真っ直ぐ伸びた腕が特徴的で、非常に面白い形をした銀河である。
中央の暗黒帯は、電波銀河のケンタウリAに少し似た感じである。真っ直ぐ伸びた腕の写りがもう少し良ければその特徴的な形を余すこと無くお見せ出来たのだが、残念ながら、先端近くの淡い部分は、充分には写ってくれなかった。
又、写真で見て左上に有るのがNGC3729である。こちらは、12等級で、3分角の銀河である。こちらも少し不規則な形をした銀河であるが、NGC3718に合わせてコンポジットしたので、残念ながら少しぶれてしまった。
という事で、NGC3729を中心にコンポジットし直してみた。
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【↑NGC3729 おおぐま座の銀河】
元の画像がもうひとつなので、あまりはっきりしないが、多少は、そのひしゃげたような銀河の様子が判るだろうか。
又、NGC3718の下には、HCG(ヒクソン・コンパクト・グループ)56という五つの銀河が群れているのもなんとか写っている。それぞれHCG56A-Eまでのナンバリングがされている。
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【↑HCG56A-E】
という事で、狭い画角に、面白い銀河が、いっぱい写って、非常に、楽しい領域である。
2013.5.2-3(5/24)