終わりそうなオリオン大星雲で、露出時間を更に変えて撮ってみた。
また、ブラインド追尾だと失敗率が高いのでガイド鏡として6cmを
114mmにゴムネットで縛り付けて100倍位で、適当な星を視野ギリギリ
において、それがギリギリ見えるか見えなくなるかのポイントになる
ように、眼視で追尾してみた。
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前回15秒ではオリオン大星雲の羽の赤い色が、光に埋もれてしまうので
10秒で撮ったが、今回は試しに8秒、10秒、13秒で試してみた。
ガイド鏡のおかげで、極端な失敗は無くなったが、有る程度の振れ幅と
追尾時の振動による揺れは仕方なく、やはり星は多少肥大&流れて
いる。でも撮影の時間効率は、失敗しない分、随分上がった。
【↓8秒露出】
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Action1000/D:114 f:915 AH40mm
IXY 910IS ISO1600 S:8s F:2.8 f=4.6mm 7コマ
【↓10秒露出】
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Action1000/D:114 f:915 AH40mm
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 10コマ
【↓13秒露出】
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Action1000/D:114 f:915 AH40mm
IXY 910IS ISO1600 S:13s F:2.8 f=4.6mm 5コマ
あまり大きくは違わないが、やっぱり10秒位が、星雲の赤い羽の
広がり具合の写り方が一番良さそう。
なお、上の写真は、バックの白くなり具合に合わせてガンマ補正を
かけているからわかり難いが、色補正前だと、各秒数での、光害の
程度は以下の写真の通り。なかなか厳しいよな、、、
【↓8秒露出 色補正前】
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【↓10秒露出 色補正前】
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【↓13秒露出 色補正前】
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今日気が付いたのだが、画面中に出る黒い物はどうやら斜鏡の影
が見えているようだ。きっと高倍率だと見えなくなると思うけど
低倍率(23倍)じゃ、まだ見えるみたい。
あと、バックの白さだが、もう少しコントラストの高い8cmか9cmの
屈折を使えば、斜鏡の影も出ないし、バックも少し暗くなって
15秒露出時の星雲が良く見えるのではないか?
この辺は次回のお楽しみ。そのころまでオリオン見えるかな、、
2011.4.6(4/30)