くっしーの徒然日記

目視追尾撮影をしてみた (M42オリオン大星雲)

Registacsの基本的な使い方をマスターした所で、ぼちぼち見頃の
終わりそうなオリオン大星雲で、露出時間を更に変えて撮ってみた。
また、ブラインド追尾だと失敗率が高いのでガイド鏡として6cmを
114mmにゴムネットで縛り付けて100倍位で、適当な星を視野ギリギリ
において、それがギリギリ見えるか見えなくなるかのポイントになる
ように、眼視で追尾してみた。

前回15秒ではオリオン大星雲の羽の赤い色が、光に埋もれてしまうので
10秒で撮ったが、今回は試しに8秒、10秒、13秒で試してみた。
ガイド鏡のおかげで、極端な失敗は無くなったが、有る程度の振れ幅と
追尾時の振動による揺れは仕方なく、やはり星は多少肥大&流れて
いる。でも撮影の時間効率は、失敗しない分、随分上がった。

【↓8秒露出】

Action1000/D:114 f:915 AH40mm
IXY 910IS ISO1600 S:8s F:2.8 f=4.6mm 7コマ

【↓10秒露出】

Action1000/D:114 f:915 AH40mm
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 10コマ

【↓13秒露出】

Action1000/D:114 f:915 AH40mm
IXY 910IS ISO1600 S:13s F:2.8 f=4.6mm 5コマ

あまり大きくは違わないが、やっぱり10秒位が、星雲の赤い羽の
広がり具合の写り方が一番良さそう。

なお、上の写真は、バックの白くなり具合に合わせてガンマ補正を
かけているからわかり難いが、色補正前だと、各秒数での、光害の
程度は以下の写真の通り。なかなか厳しいよな、、、

【↓8秒露出 色補正前】


【↓10秒露出 色補正前】


【↓13秒露出 色補正前】


今日気が付いたのだが、画面中に出る黒い物はどうやら斜鏡の影
が見えているようだ。きっと高倍率だと見えなくなると思うけど
低倍率(23倍)じゃ、まだ見えるみたい。

あと、バックの白さだが、もう少しコントラストの高い8cmか9cmの
屈折を使えば、斜鏡の影も出ないし、バックも少し暗くなって
15秒露出時の星雲が良く見えるのではないか?
この辺は次回のお楽しみ。そのころまでオリオン見えるかな、、
2011.4.6(4/30)

コメント一覧

くっしー
気合いと集中力で毎回頑張ってますが、40mmのアイピース、23倍程度の
低倍率なんで、なんとか成ってます。
倍率が高くなるとやっぱり厳しいです。早くモータドライブの導入を
しないと!
globefish
手動の追尾で星雲を撮影なんてすごいですね!
10秒露光でもほとんどぶれてないですよ。
ウチはモータードライブ追尾でも極軸合わせが
いい加減なんで、似たような精度しかでません。汗
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