【↑月も昇ってきて撮影待ち状態】
PowerShotS100/Iso800/20秒/F2 24mm相当 長野県臼田 2015/12/5 2:54
自宅を11時過ぎに出て、場所探しをしながら、東の開けた場所を見つけて機材を展開したのは2時半頃だった。彗星が見えてくるのは4時頃なので、しばらくスタンバイ状態。月の上の明るい星は木星、月の下の雲の上の赤いのは火星である。
4時頃から、テスト撮影を始めたが、月が明るいのと低空なので、画像はかなり真っ白になる。
【↑05:03の取って出しの未処理の一枚画像、この時間でもかなり白い】
撮影時間を短めにして、何枚か撮影してみた。結果的に、薄明前後にかけて撮影した画像が一番コントラストが出たであろうか。
【↑C2013US10 カタリナ彗星】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 EF27mm 27倍 GPD赤道儀+HAL110+SS2
コリメート法 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:30秒x18枚
Noise減算:On 撮影場所:長野県臼田 撮影日:2015/12/05 05:03-05:27
Registaxでコンポジット、Flataideでフラット補正、
GIMPで回転、トーン、サイズ調整
月明かりと低空の明かりで真っ白なカメラモニター上の撮影画像では、下に伸びているダストテイルは判別できたが、上に伸びているイオンテイルはモニター上では判らなかったが、画像処理をすると、羽つきの羽がつぶれたかのごとく、開いたV字状の2つのテイルが浮かんできた。
よく見ると右上に伸びるイオンテイルは途中から曲がって、しかも断続的に濃淡を繰り返しているのが何となく判る。
沼尻さんが同じ日に富士山の麓で撮った画像は、このイオンテイルが更に外側にうねりながら伸びて居るのが捕らえられていたが、画角と画像処理技術の差でそこまではあぶり出せなかった、、、
カタリナ彗星は、4等台の肉眼彗星になると予想されていたが、ここのところ増光が鈍ってきて、現在は6等台との事だ。それでも充分楽しめる明るさになってきている。
PowerShotS100/Iso1600/20秒/F2 24mm相当 2015/12/5 4:56
↑ちなみにこの日は、木星、月、火星、金星がほぼ一直線に並ぶ。まぶしく輝く月の上少し右の明るい星が木星、画面中央、少し左下の明るい星が金星、月と金星のちょうど中間辺りに赤っぽく光っているのが火星である。
この日の臼田は氷点下5度。時折車が揺れるほどの強い突風も吹いて、いくつか駄目になるコマもあったが、全体的には穏やかな風で、天気も良く晴れ、これで月がなければ絶好の撮影日和だったのだが、まだ月が大きいので、この日は彗星だけ撮影しての帰還となった。
2015.12.5(12/5)
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