空腹の構え

もっぱらチャリンコ、他ものづくり

クランクの異音だった

2021年10月16日 09時00分00秒 | 機材
岩木山ヒルクライムで不快な異音を
鳴らせていたアルプデュエズ。

汚れも酷かったので洗車も兼ねて
クランクとBBを解体。



するとBBとそれが収まる穴(フレーム側)には
コンクリートっぽい灰色のものが付着し、
固まっていた。
(写真無し)

思い当たるものがある。

目屋ダムのトンネル内で、
路面を流れている雨水の色が灰色であった。

多分トンネルのコンクリートが
雨水に溶け込んでいるのだろう。

そのまま流水の中を突っ走り、
家に帰ってからチャリが灰色に
汚れていて洗車した記憶がある。

たったそれだけの事でBBの隙間に入り
これほどになったのだろう。

グリスは塗っていた筈だが、
BBを填めるとグリスが押し出されて
無駄だった記憶がある。

こうなるとBBの外側に塗りたくって防ぐしかないのか?

ギトギトした部分に汚れが付着して
結局は洗車してグリスごと落とすとなれば
無駄なような気がする。

水しぶきをBBにかけないように
速度を超スローで走る。しかない、か。

ということでBBをオーバーホール。

セラミックベアリングが片側ダメージを受けていたので、
ステンレス製の一般流通のベアリングに交換。

BBとフレームのBB穴に薄ら固着した
コンクリートは剥ぐ。

削り剥がすワケにもいかないので
布で磨きまくって、時々爪でカリカリして、
なんとか落とした。地味に苦労。

これでBBは完了。
しかし異音の正体がこれだけとは思えない。

なんだろーなー。

フレームをガラスの鎧かけてもらおうかなー、
など色々と関係ないことに悩みが逸れてしまい
アルプデュエズを放置していた。


そんなある日。

CBNでこんな投稿を目にした。





ROTOR 3Dクランクって
右側一体ものだと思ってたが、
解体できるんかいっ!

なんかネジっぽい構造がして
解体出来そうではあったのだが、
トリセツに書いてないから
気に止めていなかった。



ROTORクランク右側の付け根を
いじってみたら、カタカタと緩んでいる。



異音の正体、コレジャー――!!

気づかないもんだなぁ~。

早速工具を手配。







他にも欲しいものがあって一緒に
ガイツーで買ったら時間がかかった。



部品を填めて、



緩んでいたので工具なくても
手で外せた。



こーなってたのねー。



汚れを拭き取ってから締め直す。



完成。



試走して確認。



登り立ちこぎ踏み踏み。
スバラシィ!音鳴りナシッ!!!



BBは多少異音がすると思っていたのだが、
全くナシッ!!!

TIMEのアルプデュエズのBB異音は、
クランクの異音であった。


て~ことは、

相当前から緩んでいたな。

下手すりゃウッシュボーンBBを買う前から。