おはようございます
今日は、水曜日です
あと、木・金で休み
ちょっと早いかもしれませんが、
休みのカウントを行わずにいられいっしゅ
でも、悲しいかな休みは、
数えなくても勝手に過ぎてしまいますが・・・
そうそう、この週末は、
こだっち宅の田植えでっしゅ
今年もまた2011田植え風景を現場からレポートしたいと思います
それでは、今日は言葉の面白さ・楽しさを知ろうをお送りします
『本丸』(ほんまる)
☆-----日本の城郭で、もっとも主要な部分-----
上代は、「城」を、「き」と読んでいました。
「城」のほかに、「柵」という漢字を
当てていたことからもわかるように、
当時は、山の上に柵(さく)をめぐらせただけの、
簡素なものでした。
山を削って、平らにし、柵で囲むので、
自然と丸い形になります。
そこで、城を構成する部分を
「丸」と呼ぶようになりました。
時代がさかのぼるにしたがって、
『本丸』を中心に、「二の丸」「三の丸」と、
次第に規模が大きくなっていきます。
丸かった『本丸』も四角くなり、
土塁(どるい)や石垣、堀までめぐらし、
何重にも、守りを固めていくようになりました。
でも、戦国武将の武田信玄が、
こんな言葉を残しています。
~人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇(あだ)は敵なり~
堅固な城を築くより、人と人との強い絆を結ぶ方が、
ずっと確かな平和への道だということですね。
『許色』(ゆるしいろ)
☆-----誰もが着用を許された衣服の色-----
その昔は、身分によって、
着用してもいい色が決まっていました。
特に、一般の使用が禁じられた色のことを、
「禁色(きんじき)」といいます。
その代表は、深い紫。
親王と、一位の身分の者にしか、許されない色でした。
また、深紅は、大量の紅花(べにばな)と、
複雑な工程を必要とするため、値が高騰し、
「禁色」に指定されるようになったといいます。
ただ、色めは同じでも、淡い淡い色なら、
誰にでも、許されたそうです。
それが、『許色』というわけですね。
『許色』は、特定の色の名前ではありません。
それでも、いつからともなく、
代表的な『許色』である、
淡い紫や淡い紅色のことをさすようになりました。
「聴色」と書くこともありますが、意味は同じです。
「ゆるす」は、ゆとりがあるという意味の
「緩(ゆる)」からきた言葉。
「ゆるい」「ゆるむ」「ゆるやか」なども、
同語源だといいます。
なるほど、『許色』は、
ゆったりとした気持ちにしてくれる色でもありますね。
『春衣』(はるごろも)
☆-----春着る着物-----
「冬衣」「夏衣」という言葉もありますが、
おしゃれ心が含まれるのは、
やはり、『春衣』ですね。
単に、あたたかいから薄物を着るというだけではありません。
春の風景や、輝きにあわせて、
春らしい装いをしてみたい……。
そんな思いにかられます。
「しゅんい」と読むと、
新年の晴れ着をさす場合もあるそうです。
「春着(はるぎ)」「春服(しゅんぷく)」なども、
新年と、春、両方の衣服という意味を持っています。
それだけに、『春衣』という言葉に、
格別の情緒を感じるのかもしれません。
春の衣といえば、
もうひとつ、
霞(かすみ)をあらわす言葉としても、使われました。
野山も、『春衣』をまとって、
春の彩りを楽しんでいるようですね。
霞だけでなく、花の色、若葉の色、空の色……。
そう思うと、街は、春のおしゃれ心が感じられなくて、
少し、味気ない気がします。
だからこそ、私たちの『春衣』が、
いっそうひきたつのかもしれませんけど。
『封切』(ふうきり)
☆-----新作映画をはじめて上映して、一般に見せること-----
今では、映画に対して使われる言葉ですね。
でも、映画が伝わるずっと前から、
『封切』という言葉は、ありました。
実は、新刊の本をさす言葉だったのです。
江戸時代、小説本は、
袋に入って、売られていたそうです。
読者は、その袋の封を切って、
新しい本を読みました。
そこから、『封切』という呼ぶように
なったというわけです。
映画の場合は、少し違います。
明治時代、海外から入ってきた映画フィルムは、
まず、検閲を受けました。
一番最初に上映する映画館が、
検閲済みの封印を切って使ったことから、
『封切』といったのだそうです。
『封切』という言葉を、
「物事のしはじめ」という意味で使った時代もありました。
封を切るときの、わくわくする気持ち……。
それは、新しい本のページを開くときも同じ。
封を切ったり、ページを開いたり……。
そんな、ちょっとしたしぐさが、
はてしなく広がる世界へ、導いてくれることもあるのですから。
おちまい
今日は、水曜日です
あと、木・金で休み
ちょっと早いかもしれませんが、
休みのカウントを行わずにいられいっしゅ
でも、悲しいかな休みは、
数えなくても勝手に過ぎてしまいますが・・・
そうそう、この週末は、
こだっち宅の田植えでっしゅ
今年もまた2011田植え風景を現場からレポートしたいと思います
それでは、今日は言葉の面白さ・楽しさを知ろうをお送りします
『本丸』(ほんまる)
☆-----日本の城郭で、もっとも主要な部分-----
上代は、「城」を、「き」と読んでいました。
「城」のほかに、「柵」という漢字を
当てていたことからもわかるように、
当時は、山の上に柵(さく)をめぐらせただけの、
簡素なものでした。
山を削って、平らにし、柵で囲むので、
自然と丸い形になります。
そこで、城を構成する部分を
「丸」と呼ぶようになりました。
時代がさかのぼるにしたがって、
『本丸』を中心に、「二の丸」「三の丸」と、
次第に規模が大きくなっていきます。
丸かった『本丸』も四角くなり、
土塁(どるい)や石垣、堀までめぐらし、
何重にも、守りを固めていくようになりました。
でも、戦国武将の武田信玄が、
こんな言葉を残しています。
~人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇(あだ)は敵なり~
堅固な城を築くより、人と人との強い絆を結ぶ方が、
ずっと確かな平和への道だということですね。
『許色』(ゆるしいろ)
☆-----誰もが着用を許された衣服の色-----
その昔は、身分によって、
着用してもいい色が決まっていました。
特に、一般の使用が禁じられた色のことを、
「禁色(きんじき)」といいます。
その代表は、深い紫。
親王と、一位の身分の者にしか、許されない色でした。
また、深紅は、大量の紅花(べにばな)と、
複雑な工程を必要とするため、値が高騰し、
「禁色」に指定されるようになったといいます。
ただ、色めは同じでも、淡い淡い色なら、
誰にでも、許されたそうです。
それが、『許色』というわけですね。
『許色』は、特定の色の名前ではありません。
それでも、いつからともなく、
代表的な『許色』である、
淡い紫や淡い紅色のことをさすようになりました。
「聴色」と書くこともありますが、意味は同じです。
「ゆるす」は、ゆとりがあるという意味の
「緩(ゆる)」からきた言葉。
「ゆるい」「ゆるむ」「ゆるやか」なども、
同語源だといいます。
なるほど、『許色』は、
ゆったりとした気持ちにしてくれる色でもありますね。
『春衣』(はるごろも)
☆-----春着る着物-----
「冬衣」「夏衣」という言葉もありますが、
おしゃれ心が含まれるのは、
やはり、『春衣』ですね。
単に、あたたかいから薄物を着るというだけではありません。
春の風景や、輝きにあわせて、
春らしい装いをしてみたい……。
そんな思いにかられます。
「しゅんい」と読むと、
新年の晴れ着をさす場合もあるそうです。
「春着(はるぎ)」「春服(しゅんぷく)」なども、
新年と、春、両方の衣服という意味を持っています。
それだけに、『春衣』という言葉に、
格別の情緒を感じるのかもしれません。
春の衣といえば、
もうひとつ、
霞(かすみ)をあらわす言葉としても、使われました。
野山も、『春衣』をまとって、
春の彩りを楽しんでいるようですね。
霞だけでなく、花の色、若葉の色、空の色……。
そう思うと、街は、春のおしゃれ心が感じられなくて、
少し、味気ない気がします。
だからこそ、私たちの『春衣』が、
いっそうひきたつのかもしれませんけど。
『封切』(ふうきり)
☆-----新作映画をはじめて上映して、一般に見せること-----
今では、映画に対して使われる言葉ですね。
でも、映画が伝わるずっと前から、
『封切』という言葉は、ありました。
実は、新刊の本をさす言葉だったのです。
江戸時代、小説本は、
袋に入って、売られていたそうです。
読者は、その袋の封を切って、
新しい本を読みました。
そこから、『封切』という呼ぶように
なったというわけです。
映画の場合は、少し違います。
明治時代、海外から入ってきた映画フィルムは、
まず、検閲を受けました。
一番最初に上映する映画館が、
検閲済みの封印を切って使ったことから、
『封切』といったのだそうです。
『封切』という言葉を、
「物事のしはじめ」という意味で使った時代もありました。
封を切るときの、わくわくする気持ち……。
それは、新しい本のページを開くときも同じ。
封を切ったり、ページを開いたり……。
そんな、ちょっとしたしぐさが、
はてしなく広がる世界へ、導いてくれることもあるのですから。
おちまい